1/10/2026, 8:24:51 AM
三日月
三日月が吹き飛ばされそうな夜
背後に満月の影
頼りなげない人影は
長く伸びることで大地にしっかりと立つ
1/9/2026, 9:43:13 AM
色とりどり
はーいクリスマスプレゼント
真っ赤な包装紙に金色のリボン
贈り物慣れしている孫は
サッとひと引きでリボンを解いた
色とりどり36色のマーカーが鮮やかに花を添える…はずだった
ところが包みから顔を出したのは
原色とは程遠い渋めの色あいのキャップで
私はそれらを二度見して端末の画像で色選びをしたことを後悔し始めていた
ネエ描いていい?
孫は私の動揺には無頓着で得意の女の子をスラスラ描き始めた
あのね
これは重ね塗りやグラデーションを楽しめるペンなんだよ…私は苦し紛れの説明を付け加えた
言い終える前に彼女は新たな色を手にとりスッと重ねていた
色とりどりとは程遠いカラーラインナップのペン先から現れる彼女独自の色たち
お絵描きの大好きな子に届けてね
とカード書き添えていた
ばあばからサンタさんへのリクエスト通り
孫はあっという間に36色を自分流の色合いに変え増やして見せた
温かみのある一枚の絵からはエネルギーに満ちたハッピーオーラが溢れ出ていたわ
いつの間にか好きが高じて自分の色を作れるまでに成長していたのね
1/8/2026, 8:35:55 AM
雪
冬の贅沢
おこたでアイスなんて夢のまた夢
西国では雪は貴重
1シーズンに一度あるかどうか
槙の葉に薄っすら積もった初雪を
せっせとかき集めて溶けないうちに
白砂糖をふりかける
むせながら頬張る
ホコリっぽい雪の味と砂糖の甘さ
ほんの半世紀前の子供の情景
1/7/2026, 8:10:45 AM
君と一緒に
おこたの天板に片頬つけて
君とお昼寝
すこーしすこーし詰める距離
規則正しい寝息がかかる
わあくすぐったい
近づき過ぎておヒゲがボヤけた
ニャッ
1/6/2026, 5:07:35 AM
冬晴れ
沼の先の真白き富士と
遠くまでくっきり延びる我街の家並
仕事始めの朝
冬晴れが見せてくれた今年の吉祥
写メでなくこの目に焼き付けておく