ユビキリゲンマンウソツイタラ
ハリセンボンノーマスユビキッタ♪
約束の度 かわいい小指を互いに絡ませ無邪気に唱えた幼い日……..童歌だと思っていた
たまにオイタをした時の戒めで 大人とユビキリさせられたこともあったが
小指を離した瞬間には約束は成就していた
大人になって世間や世界が広がり
手紙 メール LINE…..便利さと引き換えに
肌を触れ合わせてのそれは記憶の彼方へ
数年前 うーんと久しぶりのこと
別れ際 泣きじゃくる孫に手を焼き 思わず交わしたユビキリ約束
令和の幼子も唱えるのには驚いたが
何より別れを惜しむ姿にグッときたばあばのそれは最後ハグ付きに進化
意図せず互いの気持ちを鎮めるおまじないのようなものに変わり それからというものこれが
サヨナラ又ね のお約束になった
ユビキリ約束いろいろあれど
究極の大人の指切りは遊女発祥だとか
赤い糸で結ばれていても詮無い身
真の愛情を示す証だったそうで……..🫢
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AI様教えて
急速に変化する社会で未来に約束は存在するのでしょうか 人間はそれに値していますか
果たして人間であり続けられていますか
約束を言葉巧みにすり替える
ねじ伏せるかの様に反故にする
そんな人々が闊歩する世の危うさに心痛める
昭和100年平和の希求をいかにとやせん🙏
ひらり?ひらり?…………..
あーぁこれしか思い浮かばない
もう 牛若丸一択だわ
五条の橋で向き合う二人
大男武蔵坊弁慶の薙刀攻撃をひらり✨とかわす牛若丸は上に横に軽やかに飛び 弁慶を翻弄するのでありました
母の寝物語
昔噺絵本の刷り込み
はたまたべベンベンベーンの講談
広重の浮世絵もいいけど
やっぱタッキーでしょ
三日坊主が始めたアプリで目標にしていた節目
待望の20日目お題でまさかの涙を呑んだ
19日間作り上げてきた世界が地に落ちた…..
ひらり ひらひら
高速道路の暗闇の中
突然テールランプの🟥が左右に揺れる
逃げ場はない!ここはトンネル
止まれない! 避けろ!!ぶつかるゾ💥
そこまではハッキリ覚えている
不思議なことにその瞬間から全てがスローモーションに見えた ような
うわずった夫の声が助手席側から飛んできた
信じられないことに運転音痴の私が 間一髪先行車をすり抜けたらしい 家族が揃って証言した
トンネルの閉鎖空間から鮮やかに脱出
あの日 一家は事なきを得た
その後も危機に遭遇するが運では片付かない何かが回避する不思議 全て乗り物絡みだった
そういえば 学生時代にこんな事があった
友人の恋占いにしぶしぶ付いて行った日
町で一番の占い師は傍らの私に即座に言った あなたを守る霊が見えると
誰かしら?
あの時は亡くなった両祖父母くらいしか思い浮かばなかった 記憶のはるか彼方の出来事
くじというくじはほぼ当たらない
見境なくあたらないように誰かが私を守っているらしい なのでお年玉シートの当選番号に我が家は盛大に湧いた
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親になり里帰りはお盆、両親と一緒に親戚まわりをするのがお決まりだった
父の生家の大きな遺影
客間のそれは後継ぎで終戦直後に機雷に当たり逝った伯父だった 悲運の優秀な船乗り
幼くして養子に行った父は肉親との縁が薄い人だったが「兄貴だけはオレを可愛がって気にかけてくれていた」と ……
老いた父が自分の恵まれなかった境遇を語る時必ずその人の名を言った きよし兄さん
父が鬼籍に入った今 伯父に確認済みだろう
無念と弟への愛情がそうさせているのかと…
今までありがとうきよし伯父さん
そして自分に繋がる皆様これからもお守りくださいね よろしくお願いします🙏
芽吹きの時
《春が二階から降ってきた》
スギ花粉と手なんか繋いでサ
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くしゃみ鼻水鼻詰まり頭痛喉痛咳、痛みだけじゃ足りんかと痒みのオマケまでつけて来やがる
奴らはオレの顔面で集団行動を披露し始め、走る跳ぶ転がるやりたい放題サ
穴という穴を支配された 目にもなだれ込んで来たゼ オイオイッ涙目でタブレットの文字が潤むオレの唯一の楽しみをどうしてくれる
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《本当に深刻な事は陽気に伝えるべきなんだよ》
わかっちゃいるけどオレ限界ダカラ
神様風神雷神さま〜綺麗さっぱり蹴散らしてくれヨ
今年は2月から薬バリアを張ってたんだゾ!
いつもの3種の神器だって効かねえじゃないか
これから本番だって言うのに
どうしてくれるんダーーー
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《人間はさぁ、いつも自分が1番大変だと思うんだよ》
《》伊坂作品から拝借しました🙇
《あの日の温もり》
チッチのミルクティー
私の脳内イメージはここ半世紀固定化している
ドテラを着た女の子
冬の真夜中
一人きりの台所
鍋でミルクを沸かし…..
フーフーしながらちびちび飲む
それはそれは大切そうに
温もりを共有できる好きな一コマ
殻に閉じ籠り不平不満ばかりを口にしていた10代 親友が教えてくれたチッチとサリーの世界で 幸せは自分の手で作り出せると知った
大人になってsip という単語に出会い
ミルクティーにdrink は似合わないと確信した
せっかちな私
でも深夜の一碗だけはsip 💭sip 💭💭sip
度重なる引越しでいつしか本を手離した
心冷えそうな時にはとりあえず温める方法を身につけたからね
ありがとうチッチ