願いが1つ叶うならば、

ただ、普通になりたい。


幸せじゃなくたっていいから、

そんな贅沢は言わないから、

「ただの頭のおかしい人間」を辞めさせて。

嗚呼、

やっぱり僕は人間には成れない

私の秘密の場所。

真っ暗なカーテンと真っ黒な壁紙で部屋を覆って、

壁中に鉄柵を付けて大きな檻にするの。

あとは大きな錠をいくつもかけて、

嫌なもの全部そこに投げ込んじゃえば…




＿＿＿え？

…君、いつからそこにいたの？

いつから、そこで見てたの？

辞めて、見ないで！出て行ってよ！！！

ここは私だけの秘密基地なの！

ここは…ここは、見られちゃいけない場所なの！！

だから…だから！


お願いだから、「本当のわたし」を見ないで！！！！！

ひらり はらり 零れ落ちて行く

心という名の花が、崩れ落ちて行く

人は誰もそれに気付かない

綺麗な笑みを浮かべていれば

花のように綺麗に散れる筈でしょう？


誰も、知らないままで

記録をとる

無意味な記録を

起きて、食事をして、また眠る

それだけの記録をとる

毎日毎日毎日毎日

代わり映えのしない記録を、とる

きっと面白くなんてないだろう

それでも僕が死んだ時に僕が生きていた印が欲しくて

だから僕は今日も、記録をとる