僕らはいつもないものねだり
持っているものを見ようともせず
他人のものばかりよく見える
あれがほしい
あっちの方がいい
隣の芝生はいつも青い
どれだけ手塩をかけて育てても
手間を惜しまず励んでも
自分の手には届かないものばかり
でもね、今あるそれこそが
他の人が欲しいものかもしれないよ
結局、みんな、ないものねだり
別に君のことなんて、好きじゃない
映画を観て泣いたり
甘いものを食べて笑ったり
当たりを引いたと喜んだり
からかわれたと怒ったり
些細なことで
コロコロ変わる君の顔
別に、君のことなんて好きじゃない、のに
泣いていると心臓が締め付けられる
笑っていると胸が高鳴る
喜んでいると眺めていたくなる
怒っていても頬が緩んでしまう
ぽろり、と口から本音が漏れる
そんな顔をするなんて聞いてない
ああ、もう!
降参するしかないじゃないか
カーテンを開けて日の光を浴びる
寝起きの体をグッと伸ばして深呼吸
今日もいい一日になりそうだ
と、思っていたときもありました
いつもより5分遅れたバス
なぜか鞄に入っているリモコン
代わりに置いてきてしまったお弁当
傘を入れ忘れたことを思い出したところで
トドメとばかりに降る雨
本日は晴れ時々曇り
ところにより雨
ガックリと肩を落としてため息を一つ
雨宿りをしている軒下から雫が落ちる
まるで私の代わりに泣いているみたいだ、なんて
傘、ないの?
近くまで送っていこうか
本日は晴れ時々曇り
ところにより雨
ところにより虹!
キミはここで止まってしまうべきじゃない
キミはここで折れるような人じゃない
お前がそういうから俺はとうとう
こんなところまできてしまった
やっぱりキミはすごい人だ
やっぱりキミは特別なんだ
お前がそうやって目を輝かせるから
俺の背筋はピンと伸びて
眼はいつだって自信に満ちていた
誰もが俺を選ばれた者だという
特別な存在に違いないと褒めそやす
もし、俺が誰かに選ばれたというなら
それはお前に違いない
俺は幸運だと言わざるを得ないだろう
お前という何者にも代えられない
特別を得られたのだから
たとえ傲慢と言われようと
この特別を誰にも譲る気はない
だから今日も俺は特別で居続ける
俺はここで止まるやつじゃないらしいので
みんなに好かれるためって
ニコニコしちゃってバカみたい
みんなって誰か考えた?
誰にもわかってもらえないって
悲劇のヒロインぶってバカみたい
わかってもらう努力はしたの?
好きなもの一つ
自分で決められないなんてバカみたい
誰の顔色伺ってるの?
自分のことバカみたいって
責めてへこんでバカみたい
慰めなんて求めてないくせに
どうせなら、とことんバカになるといい
バカにはバカの道があるかもね