これから？

ずっと？

・・・・・

そう優しく声が落ちてくる

そうねって、笑顔で答えるけれど

これからもなんて

ずっとなんて

あるんだろうか？

いつかあなたは他を選ぶかもしれない

夢を見て、あなたを探して

顔を手で覆う

真っ暗な部屋

自分勝手で、わがままで狡い

それでもあなたの手を離せない

これからも、ずっと

人とは不思議なものだと

つくづく思った

全然、タイプじゃない

いや・・むしろ遠慮したい

向こうもタイプじゃないはずだ

それなのに、どうしてこうなった？

こんなに長く関わる事になるとは思ってなかった

今になって

微笑まれると

何だかムズムズして、胸の奥が熱くなる

なんやかんやと、つなぎとめられちゃった

何も言わないでやろう

小言なんて言わない

なんて

思っていると

調子に乗りやがる

ジト目で見ても

全然気づかない

鈍感すぎて、項垂れる

そんな私を？で訝しんで

オロオロし出すあなた

そんな姿に

結局、許しちゃう

たまには

心配させないで

何を好きになったんだろう

どこを愛おしく思ったんだろう

可愛くない

素直じゃない

優しくない

わたし。

あなたを好きなのか

あなたが愛おしいのか

今だにはっきり名付けれない

でもちょっとだけわかること

そんな私を好ましく思うあなたに

しかたないなぁって

絆された

ゆっくりと穏やかで

昨日までの忙しさが夢のよう

流れる景色に目を止めれば

あの日の事がはっきりと目に浮かぶ

わかっていたはず

どうにもならないと

想いだけではどうにもできない

想えば思うほど苦しくなる

大事だと分かっていた

大切だと気付いていた

ゆらりゆられて、流れていく

会わない貴方を思って

会えない貴方を感じて