ねむ

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5/15/2023, 9:51:38 AM

生まれ変わったら、蒲公英の綿毛になりたいな。
そして、流れ者として、あちこちを旅するのだ。
良い土地があれば、そこに落ち着いてもいいだろう。
そんな素晴らしい期待と希望で胸を膨らませ、わたしは今、飛び立った。
ああ、風が気持ち良い。


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風に身をまかせ

5/13/2023, 1:13:51 AM

「うちの子かわいい!このまま大きくならないでほしいなぁ〜」

……なんて、幼子に対して、冗談でも言ってはいけません。
何故ならその子はあなたの期待に応えようと、成長を止めてしまうからです。
体はいやでも大人になりますが、その子の心は。
心はきっと、二度と大人になることは無い。

子供は純真。純粋。素直。無垢。あなたの全てをそのままに受け取る。
"言霊"という言葉もあるのです、どうか、どうかその口に出す言葉は、よくよく考えたものにしてくださいますよう。


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子供のままで

5/10/2023, 1:33:34 AM

「行ってきます」
きみはそう言って、わたしに手を振る。
わたしは手を振り返して、答えた。
「行ってらっしゃい」
いつもの風景。
けれど、なんだろう。なにか引っかかる。
きみを、行かせてはいけないと。なぜかそう考えている。
きみを引き留めようと、手を伸ば——せない。体が動かない。
どうして、声も出ない。きみを、なんだか、止めなくっちゃあいけないのに。
なんで、なんで、これじゃあきみを、



「っ!! 、……」
夢。古い記憶が元の、夢。
それを理解して、深く、深く、溜息をつく。
あの日から——きみが帰って来なかった、あの日から。
「……一体、何十年経ってると思ってるんだか」


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忘れられない、いつまでも。

5/6/2023, 4:52:51 PM

「お前さ、将来の夢なに?」
「んー……天文学者、かなぁ」
「へェ〜っ、いいねぇ!夢がある」
「まぁぼく数字苦手なんだけど」
「言うだけタダだぜ」
「まぁね。ちなみにきみの夢は?」
「おれ?う〜ん……スーパーヒーローとか?」
「すごい夢だね」
「おう。スーパーパワーとかで世界を守るんだよ」
「いいじゃん」
「だろ。まぁおれドジだから、ヘタに力持った方が怖いんだけどよ」
「気を付けなきゃね」
「だな」

今更なにを願ったところで無駄だと分かっているからこそ、
ぼくらはこうしてくだらない夢を語り合うんだ。

ああ、今まさに落ちて来ているというあの大きな星が、憎い。


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明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。

5/3/2023, 12:42:55 PM

この文を読んでくれたそこのあなた
読んでくれて「ありがとう」

はーとをくれたあなた
わたしの文章を好きになってくれて「ありがとう」

いつもはーとをくれるあなた
いつも好きでいてくれて「ありがとう」

さいきんもろもろ事情でぜんぜん書けないけど、書けるときは書きますからね

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