「お前さ、将来の夢なに?」
「んー……天文学者、かなぁ」
「へェ〜っ、いいねぇ!夢がある」
「まぁぼく数字苦手なんだけど」
「言うだけタダだぜ」
「まぁね。ちなみにきみの夢は?」
「おれ?う〜ん……スーパーヒーローとか?」
「すごい夢だね」
「おう。スーパーパワーとかで世界を守るんだよ」
「いいじゃん」
「だろ。まぁおれドジだから、ヘタに力持った方が怖いんだけどよ」
「気を付けなきゃね」
「だな」
今更なにを願ったところで無駄だと分かっているからこそ、
ぼくらはこうしてくだらない夢を語り合うんだ。
ああ、今まさに落ちて来ているというあの大きな星が、憎い。
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明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。
この文を読んでくれたそこのあなた
読んでくれて「ありがとう」
はーとをくれたあなた
わたしの文章を好きになってくれて「ありがとう」
いつもはーとをくれるあなた
いつも好きでいてくれて「ありがとう」
さいきんもろもろ事情でぜんぜん書けないけど、書けるときは書きますからね
一昨日は今日だった。昨日は今日だった。今日は今日だった。明日も今日だ。明後日も今日だ。
なんて幸せなのだろう。
もう二度と新しい日は訪れない。
もう二度と、あなたが居なくなることは無い。
なんて、幸せな世界なのだろう。
新しいものは恐怖だ。未知は恐怖だ。失われていくのは恐怖だ。さよならは恐怖だ。
大事な過去を手放すのなら、
未来なんて、無くていい。
わたしだけここに、置いていけ。
閉じられたこの、幸せな世界に。
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楽園
夜空に一筋、煌めく焔光。
冥いそらから、星渡りの船に乗って帰って来た、誰かの光。
きっと太陽系中を渡り歩いて、仕事を終えて、この星に帰ってきたのだ。
あの光に『お疲れ様』と祈るのと同時に、お願いごとをしてもいいだろう。
だって、ああいったものに、そうしてもよいという、古い古いおまじないがあるのだから。
だから此度もわたしは願うのだ、
『またあなたが、こうして無事に帰って来られますよう』
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流れ星に願いを
目を閉じて、呼吸することだけを考えて。
息を、ゆっくり吸って……ゆっくり吐いて…………。
もう一度、ゆっくり吸って……ゆっくり吐いて…………。
今、心の中に、何が見えましたか。
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今日の心模様