もう2度と
3度目の正直が来た時に
2度あることは3度あると思いたくない
思い浮かばないような自信のある人間になりたい

雲り

子供の時晴れより紫外線が強くなることがあるときいて拍子抜けした。
今は心の晴れ模様になぞらえたり気温の良し悪しの方を先行して考えるようになった

君と見た景色
手に取ったことなんて一度もないけど
ずっと三人称視点で思い出してしまう
視界に何もかもをしまうように

叶わぬ夢
選ばなかった未来と呼べるものもいくつかあるが叶わぬといえば叶わぬものであって
夢に魔法だの異形の生物だのいればそれは叶わぬ夢であって
手放した後の心追いつかない時間の、抉られようが癒えることもまた叶わぬ夢であった

透明
ガラスに霜がついていてそれをキャンパスにしていた
本能ですぐ消えるとわかっていたけど透明な中に無限の可能性があった