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6/25/2023, 7:43:41 PM

私ときたらそれはもう花なんてものとは縁遠い人間でしてね。いやぁ、別に嫌いとかそういうわけじゃあないんですよ。ただなんというかむず痒いというか、あ、花粉症じゃないですよ。指の先から心臓に向かってピリピリっとするんです。わかってくれないかなぁ。こんなこと感じちゃうのも花に対して申し訳ないっていうか、私よりもっともっと相応しい人がいるんじゃないかってね。ごめんなさいって、そう思うわけです。

6/20/2023, 4:08:29 PM

あなたがいたから
元気でいられたんだね
意地悪なきもち消えていったよね
どんなときも支えてもらったから
つらいこと、いやなこと
いつしか忘れてた
あなたにありがとうありがとう
いつまでも大事な宝物
そばにいたこと

小学校のとき、こんなような歌を歌った気がする。

6/5/2023, 6:22:26 PM

少女に呪いをかけました
賢く美しくそして謙虚であるようにと
少女は利口だったのですぐに大人になりました
賢く美しく謙虚になりました
彼女は優秀だと皆が口を揃えて言います 
しかし少女だけはそうは思いませんでした
少女はとても謙虚だったのです
少女は頑張りました
皆は彼女を褒めました
少女はもっと頑張りました
皆は彼女を褒めました
少女はもっともっと頑張りました
皆は彼女を褒めました
あの子は手がかからなくていいねと
賢く美しく謙虚な少女
呪いは彼女から少女を奪った



5/29/2023, 5:31:03 PM

「ごめんね。君はこの先へは進めないの」
諭すような優しい声
いつの間にか空になった手のひら
「待って、行かないで」
そう泣き叫んでも、届くことはない
「、間が…ない。ま ……す、ぎる。…長、ねば、」
何人かがコソコソ話す声が聞こえて
目の前がだんだんと暗くなる

一体これで何度目だろうか。

微かにあった気配はいまや殆ど感じられない
しかしそれは確かに、そこに存在している
進めなかったものたちは鍵のかかったこの部屋に居続ける

5/25/2023, 5:10:15 PM


「相合傘」ってのに憧れて、
わざわざ傘を忘れてきたってわけだけど
灰色の下駄箱。待てど暮らせどあいつは来ないし、
前髪は言うこと聞かないし、
雨はちっとも止みそうにないし、
あーほんとに最悪

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