並ぶのは嫌いだし、人混みもそんなに好きじゃない。「えーあのおみせなんだろーわたしたちもならんでみよー」とかまじで地雷レベル。一人で行け。「後日あんまり並ばない時間とメニューとかリサーチして、行くかどうかも話はそれからじゃ」ってなる。ていうか並ばすとも美味い店などいくらでもあるわ。
「ならんでるときもたのしい」というのも分からなくないが、大抵そういう時は腹が減ってるので常に喧嘩腰になるんだわ。すまねえ。
大抵「雨めんどくせー」がやっと過ぎて「やっべコート出してない」ってなるんだわ。大掛かりな衣替えしてないからシワよってたり。何となくくしゃみしたくなる。
学生の頃はさ、「今年コート何買おうかなー」みたいだったじゃん? ババアになると「トレンチ最強」ってなるからな。流行りなんて知らん。好きな色で好きな形の長く着られる服が着たいんだわ。
割とあるんだけど「なんで京都行こうなの」とか「ヨドバシ行くの?」とか。少しも意識してないのに刷り込まれるやつよ。あと大分麦焼酎二階堂は絶対変わっても名前言われる前に分かる。小田和正はよし。
CMとしては成功だけど鼻歌にまで進出してこないでほしい。
なんか近所で流行りのパン屋とか出来たらやっぱ一度は行ってみるわけで「あれもうまそげ、これもうまそげ」ってトレイが山になる。で、確かに美味しいのだけども。どんなにパンが旨くても、所詮日本人は二千年以上前から米を作って生きてきた民であるので。すぐ「きさままさか、胃もたれか」ってなるんだわ。バターへの閾値が低い。ババアだからとか言いたいけど体質が根本的にくそ。
さあそれに対し米を見ろ。何だあの初見のふっくらツヤ。釜を開けた瞬間のぱちぱち弾けるみたいな音とか。あまい匂い。あー米。やっぱ米だ。思い出すと食べたくなる。「それではお聞きください。打首獄門同好会で、」って流れだ。いいよ米。これは体に良い宗教。米は信仰対象。しかも取り込めるんだぞ。これ以上最高なものないのでは。
まじで一回だけなんだけど、吾輩宅のエレベーターホールで待ってた時に鳶に遭遇したことがある。とんび。因みに都内の区内でめっちゃ下町。ぶわわわって滑空してきてガラス当たりそうな直前で右曲がってった。あまりにびっくりすぎてエレベーター行かれたし。自然なんて本当にろくにないの。公園も側にあるけど点在してるし、あんなデカい生き物が生息できる程ではないはず。川は近いけど、だけど山だってとんっでもねえ遠くに背景のようにあるだけ。
はっきり姿見えたというか最後絶対目が合ってたの分かった。「テメーなにおれさまのことみてんじゃこら」って目が言ってた。やつらどこのフードコートに行ってるの。鳩でも食べてんの。グルメか。