6/9/2024, 4:33:08 AM
#岐路
結んでいた手を離して
君は森に続く道を進んだ
その背にかける言葉はなく
私は永いこと
立ち止まったまま
そうしてそこに
家を建ててしまった
森の中から君が
忘れものを取りに現れる
そんな気がして
―――
「見つけた」
「...」
「もっとずっと遠くに行ってるのかと思ったよ」
グゥ〜…
「よしよし、家に帰ったら腕によりをかけて
「あんたの飯、不味い」
「やれやれ、口が減らないのは変わらない」
「...ごめん」
「帰ろうか」
6/7/2024, 9:45:10 PM
「世界の終わりに君と
君と、君と、それから君と
君も、もちろん君もねっ
「て、何人おるんじゃいっっ!!」
「はいはい、じゃ
君だけね
「それは謹んで遠慮申し上げます。」
(´ε` )
世界の終わりに君と
そんなふう
馬鹿やってたい
6/7/2024, 7:43:13 AM
最悪だと思っていた
その直後は
そんなときに
思い出す言葉がある
「人間万事塞翁が馬」
高校時代、予習できていなくて
放課後職員室に呼び出され
復唱させられた文言
6/6/2024, 1:00:50 AM
誰にも言えない秘密
それは小さな私を大きくした
それは大きな私を小さくした
それはひとりの私を弱くも強くもする
6/5/2024, 4:55:14 AM
狭い部屋
ここから出たいと
ずっと思っていた
それなのに毎回
振り出しに戻る
狭い部屋から出たい
窮屈な自身から出たい
巨大ロボットの頭の中で
操舵席にいる自分