エグチーセット

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6/7/2024, 3:53:29 PM

終わる世界。
一人でその時まで待つかと思っていたら君が来た。
「変なかお」
そう言って笑った。私の涙でぐちゃぐちゃの顔にタオルを押し当てると抱き締められた。
「好き」
「うん。私も」
「だから会いたくなかった」
こんな顔、見られるくらいならと隠れてたのに。
「大好き」
「……私は、もっと大好き」

6/6/2024, 4:25:51 PM

最高は最悪に置き換えられていた。
どうして。
誰もが気まずそうに目を逸らす。
そのなかに。
勝ち誇った瞳が見据えている。
ああ、やられた。
よくも。
こいつだけは。

6/5/2024, 3:05:10 PM

誰に言ったらいいのだろう。
そう抱えていた悩みは今や誰にも言えないものになってしまった。
悩んでいたうちにはやく話してしまえばよかった。そうすれば、なにかいい考えが聞けたのに。
こんな思い悩む日々。どうやったらこの秘密から解放されるのか。

6/4/2024, 6:17:49 PM

寝るための部屋。
そういって案内された部屋には家具らしいものはない。あるのは机とベッドのみ。
テレビでチラッと見た独房のほうがまだ広さはあった。
それくらい何もない部屋。
ここがしばらく私の部屋。
でも十分。
ここからがわたしの出発点。

6/3/2024, 5:07:03 PM

友愛だと思っていた感情は恋情で、恋情を自覚すれば既に相手には恋人がいた。
咲いた瞬間散った花。
しばらく手の中を、意味なく見ていた。
てのなかのは何もない。
でも、花弁の一枚くらいある気がしたのだ。
恋の名残。失恋を慰める残りがが。

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