エグチーセット

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5/24/2024, 3:11:11 AM

置き去りにした。そうだ。
片道二時間の距離もある海に置いてきたのだ。
漂着物だと思われ、捨ててくれるはずだと期待して。
人が良ければ落とし物として扱うだろう。なんにせよ。置いてきた。捨ててきた。
家に到着するとようやく一心地ついた。
もうあとは忘れるだけ。
この日の疲れを癒すべく、風呂に入ろう。そして風呂からあがる、あがって、そうしたら。
あれは、テーブルのうえにあった。


逃れられない

5/22/2024, 3:07:04 PM

カラスが鳴いた。また明日。
よく聞くフレーズだがカラスはどんば気持ちで鳴いたのだろう。
本当に明日ね、という気持ちで鳴いたのだろうか。
でもカラスは賢いので、そんな時もある、だろう。
怖いと思っていたカラス。いま後ろでカァーと鳴いた。

また明日

5/21/2024, 5:40:41 PM

透明な子がいた。
無視されているわけではない。物理的に透明なわけでもない。
透明と言うほかないのだ。
それも私にしかわかっていない。
このことを友達に話したらそれはもう変な目で見られてしまった。
そんなわけないじゃない、と。
でも私は見たのだ。
日差しの中、水晶のように透けるあの子を。

5/21/2024, 2:50:07 AM

好きになった瞬間から理想だったのか。
理想だったから好きになったのか。
好き。
好き。好き。好き。
自然と追いかけてしまう。
止められないくびったけ。
何処もかしこも

理想のあなた

5/19/2024, 6:45:33 PM

運命の出会いは予告されていない。
ならせめて別れる時くらい告知してよ、って思うわけ。だってずるい。ずるすぎる。
泣いて、何も喋れなくなっちゃう。
言いたいことも頭の中でこんがらがって、なにいおう、なにか、なにか言わなきゃって。そんで落ち着いてきた頃に時間になってて、さ。
やっぱ事前告知くらいしてよ。


突然の別れ

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