歩歩満

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11/8/2022, 10:24:16 AM

まともに顔を見れない

あの時、僕は体よく彼から逃げた

少しずつ、包まれていくことが怖くて

僕の内から外まで、占領されていく気がして

声をかける事も出来ない。ましてや許しを乞うなんて

脳を掠めた自身を突き落としてやりたい

ふと、顔を上げると、彼が立っていた

血の気が失せた。駒のように動けなかった

頬に炎が走った。殴られたみたいだ

なのに、何故か歓喜を感じでいる

手を差し出された。起こしてくれるらしい

「お互い、意味のないことだったな」

ああ、彼も怖かったんだ、けど、歩み寄ってくれた

「ううん、意味のあること、だよ」



11/7/2022, 10:37:46 AM

題 あなたとわたし

私は生きようとしている自分

あなたは死のうとしている自分

飛び降りてみな、背中に翼を付けてあげる

首を括ってみな、紐を切って、ネックレスにしてあげる

何だったら、全部試してみる?無駄だと思うけど

一人で逝こうとしないで、声くらい掛けて?

私も逝ってあげるから

ただし、私の方がお姉ちゃんだから

ちゃんと言う事聞く事!

とりあえず、当分生きていよう、わかった?

はい!良い子!ぎゅー!




11/6/2022, 11:19:52 AM

君の声が聞こえない

この柔らかい雨が温かくて、愛しいから

君の輪郭が霞んで見えない

私には、もう必要ないと気づいたから

さようなら

11/5/2022, 10:35:04 AM

題 一筋の光

ソファに座って、コーヒーを飲みながら

今日の予定を組み立てる

まず美術館で、好きな画家の作品を鑑賞する

気になっていた映画を観て、お昼は適当に済ませて、

午後は心ゆくまで散策をして

夕食は、デパ地下で買って家で食べる

休日は心身に光を当てるために使う

どう当てれば、全体に行き渡るか

それは、常に決まっていない

とりあえず、今回はこれで行こう






11/4/2022, 10:11:20 AM

題 哀愁をそそる

駄目なんだ

今の私には、全てが空虚で、無駄に思えないんだ

赤い紅葉はペンキを塗っただけ

音楽は断裂されて、ただの音のつぎはぎ

なのに、あなたの笑顔、声だけが

生きてるように弾んでるんだ

お願い、もう少しだけ

あなたの生命を感じさせて欲しい







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