誰よりも、ずっと_____
寂しいや。
大好きで尊敬している存在に会えなくなった。
またいつかどこかで会えるかな、なんて夢を語りながら。
姿は見えるはずもないのに。
きっとまだどこかにいる。
いや、絶対に。
でも見つけられることはないんだろうな。
最後の思い出はとってもきらきらしていて、いつ思い出しても幸せに浸れるもの。
なんか、まだ会えるような気がするんだけどな。
どうして私なんかにあんな輝いた笑顔を向けてくれたのか未だにわからない。
でもあなたは私に大切な役割を引き継いでくれた。
渡してくれた。
責任感と焦燥感に押しつぶされながら頑張ってるよ。
あなたからもらったたくさんのメッセージ、いっぱい力になってるよ。
いつでも背中を押してくれるあなたは素敵な存在。
私に信頼を置いてくれて、任せてくれて、頑張りに気づいてくれて、嬉しかった。
湧き続ける不安も塗り潰してくれるあなたは本当にかっこよかった。
私はそんなあなたをずっと、ずっと尊敬してる。
追いつきたいなって、追い越したいなって。
何度も何度もあなたを目指して頑張った。
今私は本当に頑張れていますか?
そう問いたくてもあなたとの距離は遠い。
周りよりも私はあなたと1歩遠い存在だったから。
だけど誰よりもずっと、ずーっと、あなたを想っています。
< i >
これからも、ずっと_____
この季節は寂しいね。
別れがあるから。
出会いもあるかもしれないけれど、別れた相手の存在が大きすぎた。
恋愛感情ではないのに心がぐーっと締め付けられる感覚。
自分では抱えきれないほどの色んな感情を抱かせてくれた存在がいなくなった。
憧れたり、真似してみたり、時には嫉妬したり、いっぱい、いっぱい。
あなたに憧れて髪を伸ばした。
でもあなたは私との別れと同時に髪を肩まで切った。
あぁ、私の憧れはもう会えないんだ、って。
そんな今、この感情はどこに捨てればいいものか。
ふと見上げれば桃色に色づく桜。
そのせいで桜を見ると寂しくなってしまう。
今年感じたこの感覚とこれから、ずっと付き合っていかなければならないのだろう。
これからも、ずっと、あなたを憧れたままでいさせてね。
< yu >
沈む夕日____
ゆっくりと沈んでいるはずの太陽。
目を凝らして見ると眩しさに目を瞑りたくなる。
それでも見つめ続ければ沈む速さに気付かされる。
よーく見てみれば思っているよりずっと速く沈んでいく。
ぐーっと沈む夕日に吸い込まれていく感覚がする。
すーっと私の心の黒い部分を抜き取っていくようで、どこか軽くふわふわと浮いた気分になる。
いつの間にか沈みきった夕日。
光の源は見えないもののほんのりと赤く染まった空間が儚く思えてくる。
いっそ吸い込まれてしまいたい。
< my >
君の目を見つめると_____
君の目からはいくつもの光といくつもの影がみえる。
パチリと合ったその瞬間に様々な感覚に襲われる。
幸福と充実感が全身を取り巻く時、雷に打たれるように全身に走る痛み。
どんなものだとしてもそれほどまで大きく影響を及ぼすことが出来る君の力は知れない。
きっと君はなんの意図もないのだろうけど。
こちら側が一方的に受け取っているその感覚はいつになったら解けるのかまったく検討がつかない。
君が同じ感覚を味わっているのかも分からなければ、君がこの感覚を解いてくれるかも分からない。
結局私には君のことがわからない。
分かるわけもない。
自分のことさえも分かっていないのに。
実は君の方が私のことを理解しているのかな、とか思ったりして。
君の視線1つで光にも闇にも放り込まれる私は思い込みすぎだろうか。
< sa >