題.終わりにしよう


そう言い遺していく、あなたの背中を見てた。

そんな言葉で容易く終われるほど愛してない、

なんてあなたの方がよく分かってたんじゃないの？

題.優越感、劣等感


両方持ち合わせているのは、

私が知っている中じゃ

「いじめっ子」だけじゃないかな。

題.街の明かり


見上げると部屋の明かりが見えた。

この前までは帰ってきても真っ暗だったのに。


はやく、「ただいま」が言いたくなる。

坂道を上がっていけば、家はもうすぐそこだ。


仕事終わりでぐったりと疲れているのに、自然と駆け足になった。

そんな夜。

題.友だちの思い出


もう名前も思い出せないけれど、

あの日、強くて逞しいあなたに会えて

私も強くなれた気がした。

ありがとう。

題.神様だけが知っている


僕を捨てるのか。

僕を照らすのか。

僕を堕とすのか。


嗚呼、なんだか「君」みたいだ。

僕を幸せにするのも、不幸にするのも、

君次第だから。