sum

Open App
8/19/2023, 9:50:33 PM

空が曇りだした。ゆっくりと灰色に覆われていく。
「雨降るのかな?」
そんなこと聞かれても天気予報を見ないから知らないよ。
「降るんじゃない?」
俺の発言を適当だな、と言って笑う君。
「雨でもバスケすんの?」
「しない」
雑に返事をする。
少し気温が下がった、夏休みのバスケ。
結構楽しかったのは内緒にしておこう。

8/17/2023, 2:08:12 PM

いつまでも捨てられないものは私の弱すぎる心。

8/17/2023, 9:28:20 AM

誇らしさなんて私には持ち合わせていない。他人より誇れることはなく、生きている。
誇らしさとしてあげるなら友達だろうか。こんな私でも好きだと言ってくれる人がいる。ついてきてくれる後輩がいる。
それは誇ってもいいかもしれない。

8/15/2023, 12:08:31 PM

夜の海、貴方と遠出をした夏休み。
「暑くないんですか?」
夜とはいえ酷暑といわれる日。ハンディファンを持った私に話しかける。
「暑いです」
貴方は静かに私の隣に座る。お盆の真っ只中、帰省の予定はなかったのだろうか。
「家帰らなくて大丈夫ですか?」
「大丈夫です。私がどこで何してようが気にしない人達なんで。」
吐き捨てるようにそう言い貴方は二本目のエナジードリンクを流し込む。
「そうですか」
サンダルと靴下を脱いで、浜辺に向かう。貴方は不安げに私の名前を呼ぶ。
押して返す波。
くるぶしまで濡れた足先。濡れるのも気にせず海に入る。
ぬるい水温、大きく聞こえたバイクの音。
「行かないで!」
ひときわ大きい貴方の声。思わず足を止めた。振り返れば目に入る、貴方の潤んだ瞳から涙がこぼれ落ちた。
「大丈夫ですよ」
珍しく泣きじゃくる貴方を宥めるように頭を撫でた。
「遠いとこ行っちゃうかもって思って、怖くて、それで」
しゃくりあげながら必死に伝える。
「大事だから、どこも、行って欲しくなくて」
「うん」
そっと貴方を抱きしめた。
不安にさせてごめんね。
大好きだよ。

8/14/2023, 10:53:29 AM

自転車に乗って、君と小旅行をした。小旅行にもならないような、わざわざ隣の市まで自転車を漕いで、公園に行って、帰る。
それだけでも楽しかった。
どこに行くかじゃなくて誰と行くかなんだな。

Next