sum

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7/3/2023, 10:09:36 AM

この道の先に一体、何があるというのか。
明かりも道標もましてや先導者なんて居ない。
俺たち教師は『先導者』だと思われがちだ。
でも俺は人を先導する立場じゃない。
隣に立って、君の苦しみに、痛みに気付きたい。
そんな俺を先導者だと言うのならば、
一番の先導者は君だよ。
俺はそっと幼馴染みの名前を呟いた。
「ありがとう」

7/2/2023, 10:24:14 AM

柔らかな日差しが差し込む日曜日。
蝉が鳴いている。
ベランダに出て、七月の暑さに身を委ねた。
あっつ。まだ九時前なのに。
でも、この暑さが心地よい。
半袖で歩く人、稼働したエアコンの室外機、今も鳴き止まない蝉。じわりと汗ばむ俺の額。
夏だな、なんて当たり前の感想が浮かぶ俺は夏の暑さにやられているのかもしれない。
部屋に戻ろう。

7/2/2023, 7:11:59 AM

窓越しに見えたのは入道雲と反射した私の顔。

6/30/2023, 11:49:25 AM

「赤い糸ってほんとにあると思う?」
君にそんなことを尋ねられた。
「ないんじゃない?」
何で、と言いながら君は頬を膨らませる。
愛おしいな。
「そんなん信じてたら誰とも出会えなくなるよ」
君は赤い糸に導かれるタイプじゃないだろ?
「そうかもしれないけどさ」
まだ君は不満そうだ。
「じゃあ赤い糸探しに行こうよ」
「うん」
赤い糸なんて一生、見つからなくていい。

6/29/2023, 11:15:49 AM

君と見た入道雲は去年の夏とは違って見えた。

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