浮き草

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5/24/2024, 3:55:41 PM

巣にかかっていたのは一羽のつばめだった
風のように飛ぶ軽い体は
クモの巣でさえ払えない
もがくほどに白い糸が絡みついていく
つがいが電線の上で呼んでいる
身動ぎも出来なくなった小さな体を
助け出したのは母だった
空は飛べないけれどクモの巣くらいは払えると
『逃れられない』

5/17/2024, 1:44:13 PM

闇色カラスが帳(とばり)を下ろす
昼間は漆黒の彼女の羽に
月夜の魔法が灯ったら
隠れた星々輝いて
夜空を羽ばたく
どこまでも

『真夜中』

5/16/2024, 1:34:40 PM

愛がなくても取り敢えずできる
愛があればより良くできる

世界を優しくするための
人道的な原動力

『愛があれば何でもできる?』

5/15/2024, 7:12:34 AM

獣たちは風を読み
鳥たちは風に乗る
人間はどうだろう

私はそんなに風と親しくないけれど
時には自由を知る人の魂にしたがって
風の赴くまま身を任せ
あてのない旅に出てみたい

『風に身をまかせ』

5/13/2024, 5:00:16 PM

浪費された若さ
記憶からこぼれた想い出
途切れた未来


失われた時間

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