最近のぼくは、水でいうところの気体だ。
ふわふわしていて、誰かに「ふっ」て、息を吹かれたらとんでいってしまいそうな。
生きている今、何をぼくはしたいのか、目指したいのか、相変わらず分からない、
ほんとうに何をしたいのか分からないのだ。
でも、迷っているこの心も、
ずっと心のどこかではすでにわかっている。
それはもちろん君だ、
君に逢いたい、それだけ。
ただただ、君に逢いたい。
君と話したい。君と笑いたい。君と、
胸はズンと、とても重たいのに。
頬は濡れない今日。
ぼくの不注意だった、確認不足だった。それを詰められると何も言えないし自分が悪い。
だが他の理由を自分のなかで見つけて、自分はそこまで悪くないと、思ってしまっているぼくが、
さらにぼくの胸を重たくした。つよくいきるってなんだ
今日は今年最後の満月、
月の引力で海の潮が満ち干きするように、
ぼくたちの体の水も月の引力を受けているという。
今日みたいな眩しい月光の降る満月の夜には、周りの引力を忘れて月に引っぱられに行こうと、自ら月光浴をする。
そしたらぼくはまた、どこまでも寂しくなれる。
「足るを知る」
この言葉を高3の時先生の口から聞いた時は何もその意味を分からなかったし、聞き流していた、
だけど今になって分かったこの言葉の心強さ。
社会に放り出てみてからというもの、周りと比べては自分には足りないものがあると、それを得ないといけない、足りない分は隠さないといけない、というような不安になるこの気持ちがさらに強まり、僕を毎日押し付けて窮屈に苦しめた。
得たものだけで十分なんだ、僕らは、僕は、ピカピカの金持ちにも、ボロボロの貧乏にも、上にも下にも目を向けずに自分を見つめていたい。たとえ、他人が羨ましくなったとしてもそれは自分の生きている道ではないのだから。
自分の生きた道は確かに今の僕を生かしてる。
25.11月28日午前7時
電車が進むのをドアからくる冷たい空気足で感じながら待っている。朝の電車の中はみんな仕事へ向かう大人たちで溢れて、目的地へ進むまで椅子に座りスマホを眺めている。僕もその1人だ、みんなのまとう服はみんな黒ばっかで、葬儀でも始まりそうなほど落ち着いている。
まあうるさいよりはいいか、と音楽が耳に今日も響いている。