上っ面 な 感情 が
傷跡 の無ゐ 傷 二 変わって 、
吐き出す 事すら 出来ないまま
底なしの 箱に 堕ちていく 。
君の両目 を 見る度
私は 片目を 失って 、
これまで ずっと
見えていた モノが
見えない モノ に変わって ゐった 。
「 #これまで ずっと 」
ふと 携帯 ヲ 見ると
1件 ノ LINE が きて ゐた 。
其処 二 は 、 唯 一言 。
゛ 生きてる ? ゛
しばら くの 間
返信 ヲ していなかったから か 、
先 の 読めない コトバ が 届ゐ た 。
もし 此処 で
゛ うん ゛
って 返したら
此 会話 は 終わって しまう 。
面倒 くさ ゐ 反面 、
まだ 少し 話したゐ と
思ってしまう 私 は
今日 も 君 の 手の平で
踊 ら さ れ て い る 。
「 #1件の LINE 」
理 想 ノ 中で
犯した 罪 殻 逃げる 用 二
現 実 へ 駆 け 込んだ
気が つくと 辺り は
朝日 二 包まれ 、
次 二 目が 覚める 時 、
又 同じ 朝 が 来るの だろう か 。
「 #目が 覚めると 」
毎日 決まった 時間 二
音楽 ヲ 流し て
脳裏 二 焼き付ゐ た
感情 二 浸る 夜 は
いつしか 私 ノ
楽し ミ に 変わって ゐった 。
私 が 見る 世界 は
私 岳が 見た 世界 。
共通 ノ 世界 二
当たり前 な ん 弖
存在 しな くて 、
躊躇 無く 降り掛かる
コトバ の 雨 が
今日 も 私 ヲ 濡らして ゐ く 。
だけ ど
結局 、
理由 も 理屈も 全て は
゛ 当たり前 ゛ から 構成 さ れ ル
楽し ゐ と 思う アノ 時間 も
いつか は
当たり前 二 変わるの だろう か 。
「 #私の 当たり前 」
かつての 花街
輝き は 満ち足りて ゐ た
美しく 、 脆く 、
気高い 。
そんな 一時の 夢に 浸るべく
私は 初めてあの頃の 花街に
足を運んだ 。
とても 優美な 世界で
それで いて
どうしようもなく 怖かった 。
真 紅な 口紅で 彩った 其ノ 愛は
その分の 価値に見合う モノ だった 。
くらくら する程 の
強い 香水 。
それに 釣られる 金魚 。
優雅な 花街 は
常に 誰かの 監視下の 元 。
偽りの 楽園 は
今日も 静かに 朝を 迎えた 。
「 # 街の あかり 」