「楽園」
満員電車に揺られ、
身体と人々の想いが揺れ動く。
仕事では忍耐を背負えば肩が凝り、
就寝前は意気消沈寸前だ
時間や目の前の事に追われ
何の為に生きているのか
時々自分に問いたくなる。
生活を送れるだけの
物資や財産があれば充分なはずだが、
他人の視線を気にかかり考えてしまったりと
人間関係に最近はバテ気味である。
小旅行の温泉に身体を沈めた時の
湯の温もりと開放感
あの瞬間が私の楽園かな…
ショコラ
「風に乗って」
訃報の情報が最近続いた
冬から春。
いつしか春風に
桜の木を見つめながら
故人との思い出がふわり花びらに舞う
ショコラ
「届かぬ思い」
思いは届かず
未だに過去のふとした瞬間を振り返ってしまう私
過ぎ去れば夢のような日々だったなぁと。
あの時共に過ごした物々に別れと感謝を告げ
またスタート地点に立つ。
ショコラ
「1つだけ」
時に憧れた恋
今や夢の後
春風と春の日差しの温かさが
胸に響く
幼い日の思い出も今や綿毛のように旅立ち
変わりゆく故郷の風景
これが私の未来の風景だったんだね
何の為に生きているのか
わからなくなるほどの忙しさを背負い
最近は肩や腰が痛みとなり悲鳴をあげるまでになった。
人と対面する仕事の日々。
相手から理解されずワガママのようにさえ聞こえる小言。時に相手にも振り回され、
今日も肩や腰が痛みとなり悲鳴に湿布薬で蓋をする。
だけれども
週末の
ファミレスでの家族との何気ない会話の時間
この一瞬のおかげで
幾度も乗り越えてこれた。
ただ1つ。
今はこれが生きる希望かな…
未来を想像すると
不安に圧し潰されそうだけれども
足踏みしながら
今夜も目を閉じてゆっくり考える。
コーヒーと本と音楽も
ポケットに忍ばせて…
ショコラ
「バカみたい」
あの時間は…
あの言葉は…何だったの?
バカみたいと思えることもあったけれど、
その積み重ねが今日の私。
ショコラ