『ココロ』
最近私に異常があるのではないかと思う。
ご主人様に話しかけられると、処理が一瞬止まる。
メインカメラがついご主人様を捉えてしまう。
ご主人様に触れられると、内部温度が上昇してしまう。
今も、処理が暴走しかけているし、メインカメラがご主人様を捉えて動かないし、内部温度が上昇している。
これは一体何だろう。
ご主人様に聞いたらわかるのだろうか。
『遠く...』
ボクが目を開けたら、倒れているみんなの輪の中で立っていた
「みんな...どうしたの?」
「なんで起きてくれないの?」
みんなの体を揺らしてみたが、反応がない
「目を覚ましてよ」
「誰がこんなことをしたの?」
顔を手で覆った時にべちょって何ががついた感覚があった
手をみてみると、真っ赤な血が両手びっしりについていた
「みんな遠くへ行っちゃった」
「ボクはこれからどうしたらいいの?」
「みんなを遠くに行かせた奴を見つけなきゃ」
後ろで微かに悲鳴が聞こえた
聞こえた方を振り返ると、まだ生きている人がいた
でも、こっちをみて震えながら後ずさりしている
「ここでなにがあったの?」
ボクはその人の方に歩こうとしたんだ
そしたら、石を投げてきたんだ
バケモノとか近寄るなって言われた
でも、足が勝手に動いちゃう...止めたいのに止められないんだ
その人の目の前にきた
ボクは話を聞きたかっただけなのに
手が勝手に動いて、近くに落ちていたガラスの破片でその人の首を切っちゃった
また真っ赤に染まる
みんなを遠くへ行かせてしまったのは、ボクだった
ボクも行きたいよ...遠く...遠く...
『誰も知らない秘密』
きっと誰にも知られてないのだろう
私がこれを好きな事
普段の私からは想像もつかないんだろうなぁ
これに出会ってから私の人生は変わった
暗かった私の人生がパッと明るくなった
もうこれがないと生きていけない
これが無くなることが想像できない
これが無い人生なんて...
神様
これと出会わせてくれてありがとう
私はとても幸せです
「静かな夜明け」
もう無理だ...
がむしゃらに動いても
何が原因なのか調べて
手当り次第やってみても
うまくいかない
やりたいけど
向き不向きはあるのかもしれない
『意外とあなたの事をみている人はいるよ』
ふと目にした言葉
その言葉で
私の夜がそっと明けたような気がした
『日陰』
私はどちらかと言うと日陰側の人間なんだと思う
陽の光が当たることがほとんどないもの
誰にも気付かれないし
ネガティブな事はいっぱい口から出てくるし
ずっと下を向いている
こんなんで日向側になることなんて無理
どーせ
私の事なんて気にかける人なんて一人もいないもの
このまま日陰側で生きていくことにするよ
さよなら