秋茸梓樹

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7/22/2024, 1:22:31 PM

「もしタイムマシンがあったら」


タイムマシンがあったら、過去や未来じゃなく並行世界にも行けるのだろうか。

いじめられなかった世界線。
第1志望に受かった世界線。
今でも忘れられないあの人と結婚した世界線。

もし、行けるのなら今の世界線から抜け出したい。
もうこんな人生嫌だ。

並行世界にいる自分を殺して、今度こそ人生を謳歌するんだ。
幸せになりたい。



7/21/2024, 2:46:07 PM

『ないものねだり』

「あの子のペンケース可愛いなぁ、欲しいなぁ」

「あいつ、1年なのにレギュラーに選ばれたんだって。俺もあいつみたいな才能欲しいよ」

「なんであの人にはスパダリな彼氏がすぐできて、私はまだひとりも彼氏ができないの?あの人みたいにモテたい」

......

他人のいいところがいっぱい見えてしまう。
あれもいいな、これもいいな。
ないものねだりしてませんか?

...ここだけの話、あなたにもいいところがいっぱいあるんですよ。
知ってました?

それに...あなたのことを羨ましく思っている人がじつはいるんですよ。

たまには自分のこともみてあげてください。
今まで気づかなかったいいところ、誰かが欲しいと思うようなところ、案外あるものですよ。



7/20/2024, 3:15:11 PM

「透けて香る名前」

「名は体を表す」だの、「親がこういう子に育って欲しいという願い」だの言うが、私はこの名前が嫌いだ。

私はこの名前みたいに可愛くない。

私はこの名前みたいに魅力がない。

でも、あなたに出会ってからはこの名前が好きになった。

「ぼく、名前好きですよ。名前の通り可愛いし、色々な魅力があって。」

「あと、香りも好きですよ、香(かおる)さん。」

...香り?

変な人。
でもあなたの透けるくらい純粋なところ、好きだよ。
透(とおる)くん。