本や映画の中にはハッピーエンドはあるのにね…
君はさ、病室のベッドで寝ている僕にそう言ったね。僕もそう思う。この人生がもし本や映画なら病室を抜け出して、君の手を引いて生きていられなるのになって…
ねぇ、私たちの物語は、バットエンドなのかな…
ごめんね、そんなことを言わせて、僕は先に死んでしまうから、そんな事言わないでなんて何も言えない。それでも死ぬまででいい。君を好きでいさせて欲しい。
貴方ともう一度話がしたいな
うん、僕も君と話がしたいよ。毎日毎日目を開けられず、話せず、起き上がれない僕に色んなことを話してくれたね、ありがとう。全部聞こえてたよ、僕も返事がしたいよ、また君と話がしたいよ。
泣かせてしまってごめん
返事が出来なくてごめん
またねって言ったのな
でもこれだけは言わせて、
君のおかげで僕はハッピーエンドで終われるよ
好きじゃないのに
私、好きだったの…あの人のことが、ずっとね、でもね、冷めちゃった…嫌いになっちゃった。まだまだ、好きになれるかもって淡い期待を抱いて、ずっとずっと悩んでる。もう好きじゃないの、ずっとわかってるのに…
執着って難しいのね
いつかの君はこう言ったね、
「生まれ変わりってあるのかな」って…
僕はそれになんて答えたっけ?もう思い出せないよ。
だからもう一度やり直させて、絶対に忘れないようにするから…
ねぇ、君がいなくなってから僕は何を光に生きていけばいいの?
分からないよ…
助けてよ…
傍にいてよ…
照らしてよ…
僕の道を…
わかってるよ、君が傍にいてくれる事は、でもね、もう一度会いたい。
君にもう一度告白をしたい。そしたら二度と離さないから…絶対に…
ねぇ、君は今どこにいるの?
もう一度告白が出来るなら…
僕は
1000年先でも隣にいるよ
私は
僕は君の恋愛相談にのってた。
「それでね、あの人がこの間女の人と歩いてたの、彼女かなぁ…」
そんな不安に襲われる君
「あ〜妹とかじゃない?あいつ妹いるし、」
ホントのことだ…嘘じゃない…君に嘘ついて諦めさせて、僕にしない?って言えればいいのになぁ…
「妹…そっかぁ……よかったぁ」
へにゃりと笑う君が見れるならこの恋愛相談も好きになれる…なんてね
あーぁ、なんで告白する前から諦めさせられてるんだろ……切ないなぁ、僕が君をこんだけ好きってぐらい君もあいつをこんぐらい好きなんだろうな……
それでも
「好きだよ」
「えっ?何か言った?」
「なにも?それで、水族館誘ったんじゃないっけ?」
「うん!すっごい楽しみ……その、洋服とかのアドバイス貰ってもいい?」
「もちろん、いいよ、君はなんでも似合うだろうね」
君と一緒にいられるなら恋人じゃなくてもいいよ、君が幸せなら僕は友達のままでいい。だから、その笑顔のままでいてね。
ねぇ、君にプレゼントを用意していたんだ。
もうすぐクリスマスだから…
君はさ、そういうイベントとかあんまり興味とかないよねぇ…それでもね、僕は君にプレゼントをあげたかったの。いらないよって言われても、普通に過ごしたいって言われてもさぁ…
だから、だから、その箱を開けて…
それが君へのプレゼントなんだ…
このプレゼントを渡す前に僕は事故にあった。そこで離したプレゼント…
君を思って、探して、とてつもなくいいものを見つけたんだよ。
ねぇ、泣かないで…泣かせる気になんてなかったんだよ…
ねぇ、笑って…
そのプレゼントは閉ざされたままだった。