僕は君の恋愛相談にのってた。
「それでね、あの人がこの間女の人と歩いてたの、彼女かなぁ…」
そんな不安に襲われる君
「あ〜妹とかじゃない?あいつ妹いるし、」
ホントのことだ…嘘じゃない…君に嘘ついて諦めさせて、僕にしない?って言えればいいのになぁ…
「妹…そっかぁ……よかったぁ」
へにゃりと笑う君が見れるならこの恋愛相談も好きになれる…なんてね
あーぁ、なんで告白する前から諦めさせられてるんだろ……切ないなぁ、僕が君をこんだけ好きってぐらい君もあいつをこんぐらい好きなんだろうな……
それでも
「好きだよ」
「えっ?何か言った?」
「なにも?それで、水族館誘ったんじゃないっけ?」
「うん!すっごい楽しみ……その、洋服とかのアドバイス貰ってもいい?」
「もちろん、いいよ、君はなんでも似合うだろうね」
君と一緒にいられるなら恋人じゃなくてもいいよ、君が幸せなら僕は友達のままでいい。だから、その笑顔のままでいてね。
ねぇ、君にプレゼントを用意していたんだ。
もうすぐクリスマスだから…
君はさ、そういうイベントとかあんまり興味とかないよねぇ…それでもね、僕は君にプレゼントをあげたかったの。いらないよって言われても、普通に過ごしたいって言われてもさぁ…
だから、だから、その箱を開けて…
それが君へのプレゼントなんだ…
このプレゼントを渡す前に僕は事故にあった。そこで離したプレゼント…
君を思って、探して、とてつもなくいいものを見つけたんだよ。
ねぇ、泣かないで…泣かせる気になんてなかったんだよ…
ねぇ、笑って…
そのプレゼントは閉ざされたままだった。
まま、なんできょうゆずのおふろ入るの?
今日はね、冬至なの。冬至は運が向いてくる大事な日って言われていてね、体を清めるって意味でゆずのお風呂に入るんだってさ
ほぇ〜よくわかんないや、
ゆずの香りはね、リラックスできるのよ。いい匂いでしょ?
うん!いい匂い!
さぁ、10数えて、お風呂出るよ
うん!
ねぇ、明日雪降るかもだって〜
君は嬉しそうにそう言った…けれど雪が喜べるのは学生までだと僕は思っていた。
ねぇねぇ雪積もったら一緒に遊ぼ〜?
うん、、
あんなに暑かったのに今じゃ息は白くなっている。
楽しそうに遊ぶ君が白い雪と重なって消えてしまいそうなほどに綺麗で、思わず君の手を掴んだ。
どうしたの?
攫われてしまいそうで…
どういうこと?
笑いながら君はそう返した。
雪の中に隠れてる君を見つけられる自信がないなんて情けないなぁ…
だからこの雪が溶けるまでずっと隣にいてね
君の側は暖かいから
私の心のカーテンは朝になっても、夜になっても開かない…
誰かを信じることが怖くて、誰かにさらけ出すことすらできなくて、
ずっと私の中は誰にもみられないの…
でも、ちょっとだけ見て欲しいっていう時もあったりするの、
めんどくさいって思う?思うよね、自分でも思うもの。
こんな自分が何になるんだろう?って、
周りの人はあんなに個性があって、いいなぁ…って思って、ずーっとそんなことを考えて、考えるだけで自分では行動しなくて…
笑っちゃうよね、なにかしたいなら変えなきゃ意味無い…
知ってるよ…
自分で閉めたカーテンを開けるのは自分しか出来ないことも