僕は昨日人を殺した…
まだ何も見つかってないが、見つかるのも時間の問題だろう…
最後に彼女に別れを告げて逃げようと思った。
何も知らない彼女の澄んだ目は、まるで全てを知っているような目で、すごく怖くなった
話している最中も、殺したんでしょ?と言われているようで息をするのもやっとだった…
「ねぇ、大丈夫?」
気づかれてないはずなのに…
怖くて怖て仕方がなかった…
君の澄んだ目はどこまで僕を見ているの?
才能はまるで花のようだ…
水をあげれば花が咲く
でも、それは才能がある人だけ…
どれだけ水を上げても花が咲かない人もいる
ねぇ、お願い
私の花よ、咲いて
私だけは…ずっと私でありたい
あなたは今、猫かぶってる?
家での自分でも完全に素でいられてる?
どれが自分の素かわかってる?
自分の心に嘘ついてない?
私は、よく嘘つくんだ…
なんにも信じられなくて、なんにも信じたくなくて…周りに流されて、こんな自分はいらないのかなぁ。
私だけはちゃんと自分のことを理解してあげたい…
私だけは私の味方でありたい
私はよく、下を向いて歩く…
誰にも目を合わせないように、
もう、悲しいのはヤダから…
私は双子で二卵性、妹はなーんでもできる。それに比べたら私は空気になるくらいしか出来やしない…
もういいから、ほっといてよ……妹が大事ならそれでいいから、こっちに来ないで…
頭の中は色んな感情で溢れていた。
だから、私は空を見上げることなんてできない…
知りたくないから…そんな綺麗なものを
「終わりにしよう」
「もう、やーめた」
「えっ?」
「なんかさ、疲れちゃった」
「……なにに?」
「全部?」
「全部って…」
「何?みんな疲れてるって言いたいの?」
「でもさ、私は疲れたんじゃなくて、なんだろな〜なんかさ、飽きた?そんな感じ〜」
「飽きたから死ぬの?」
「そういうことがあっても良くない?」
「何も良くないよ」
「え〜?」
「じゃあ、一緒に終わらせよう?」
終わり