猫は窓辺が好きだ。
猫の習性で窓辺から外を監視しているらしい。
我が家のキジ白猫さまも例外ではない。
彼にとって家は縄張りだから。
その行動はニャルソックと猫好きの間で呼ばれている。
キジ白猫さまのお気に入りの窓辺第3位はリビングの窓、第2位はお風呂の小窓、
そして輝く第1位は二階の部屋のベランダに続く大窓である。
二階だし見晴らしもいいしニャルソックし放題、ついでに日当たりも良好だ。
散歩や仕事で外に出て帰って来ると、二階の窓辺でニャルソック中のキジ白猫さまの姿をよく目にする。
シャキんと背を伸ばし、外に異常が無いか、悪い侵入者は居ないか、真面目に(?)監視している姿が何とも愛らしい。
そんなに見るものなんかあるんか?と思いもするが、
二階の窓辺は道路側に面していて人も車もそれなりに通るし、仲間なのか敵なのか野良猫も結構いる。
と考えると猫さま的に監視するものは意外と多くあるのかもしれない。
人間の私からしたら外の世界は見慣れた世界で、大して興味をそそるものなど有りはしないが、
動体視力のすこぶる良い猫さまは人間が見落としてしまうであろう、てゆうか遠くて見えない虫さえも発見しちゃう生き物なのだから、毎日変わる外の世界を新鮮な気持ちで眺めてられるのかもしれない。
いいね、と思った。
興味津々、その感覚を羨ましく思うぐらいには大人になってしまった自分がいる。
【窓越しに見えるのは】#16
きっとこの人と結婚する、みたいな直感があった人とは直前になって破談しました。
今一緒にいる結婚11年目の旦那には運命めいたものは感じなかったけど、結婚に至りました。
いい人だな、とは思ってたけどね。
結婚までに多少ゴタゴタもしました。
結婚って当人同士というより家と家が円満に結びついてこそ成立するもんだと思います。
生活環境の違いから結婚当初は喧嘩も多かったけど、衝突しながらも何やかんや一緒に居て、今は仲良くやってます。
ちなみに子どもは居ませんが、居ようが居まいが夫婦ってのはやっていけるもんです。
運命って何ですかね、赤い糸とは?
結局、自分の在り方次第で上手くいったり、いかなかったりするだけな気がします。
運命だの赤い糸だの熱に浮かされた独りよがりなものよりも、地に足着いた現実を私は大切にしたい。
【赤い糸】#15
どデカい入道雲を発見したら
天空の城ラピュタだ!と思っちゃうし、
竜の巣じゃん!とテンション上がっちゃう、
40秒で支度して、
あの雷雲の中に突撃したいという想いに駆られる。
冒険心を擽る雲。
【入道雲】#14
家から小学校までとても近かったので夏休みもよく学校に通ってた。
プールで友だちと遊ぶのも好きだったし、ひとり図書室で本を巡るのも好きだった。
こっそり三階の非常階段の鍵を開け、夜、友だちと肝試しに忍び込んだりもした、やっちゃダメなやつだけど。
家ではよくスイカが出てきた、近所の人がやたらスイカを提供してくれるせい。
父と庭で花火を楽しむのも好きだったし、ホタルを一緒に探しに行くのも好きだった、真っ暗な夜に出歩くワクワク感が夏の夜には有る。
家族でキャンプに行ったり夏祭りに行ったりもした、海水浴も好きだった、弟のアザラシの形をしたボートが沖に流されて浮かんでる所を遊覧船のスタッフに救出されていたのを今でも覚えている。
幼い頃の夏の思い出たちは太陽の眩しさと一緒でキラキラと輝いているものが多い。
大人になった今は夏の暑さに死にかけてる、暑い!という感想しか出てこなくなったし、エアコンが無いと生きていけない、暑さと戦うというより最初から勝負に負けてる瀕死の敗者。
あの眩しかった夏は蜃気楼か何かの幻影だったのかもしれない。
【夏】#13
ふわふわとゆうよりすべすべな肌触りだった黒猫をなでなでする事はもう出来ないけど、毎日仏壇の貴方に手を合わせて、おはよう、今日も仕事頑張るね、大好きだよ、と言うことで繋がることが出来る。
もうすぐ貴方の命日ですね。
【ここではないどこか】#12