お金なんて、
そんなもの必要ない。
僕にはこの……
愛おしいこの人だけがいればいいんだ。
ねぇ、いつになったら目を覚ましてくれるんだい?
今日もその部屋からじっと動かないつもりなのかい?
ほら、今日は太陽が綺麗に輝いているよ。
雲だって、ひとつも見えない。
久しぶりに出かけてみようよ。
心も晴れやかになるよ。
……なんて言ったって、
君はもう動けないか。
余計なものばかり見る君なんて、
必要ないから。
僕とずっと一緒に、
ね。
〜お金より大事なもの〜
今日は誰かの誕生日
私の心が
とくんと揺れる
あなたと出会えて
本当に良かったって
私の心が
ふわりと温まる
みんなと過ごせて
とっても楽しくて
私の心が
じわりと満たされる
今日も、今日も
ありがとうって
あの淡くて明るいミント色が目に付くあなたへ
チョコミントが好きなあなたへ
今日は白いカスミソウを画面越しにプレゼント
テレビで得た知識
花言葉は――
〜(違う題で失礼します)〜
ひなまつり……
『うれしいひなまつり』って曲を思い出すなぁ。
そういえば、ひなあられって
明るくて彩りが綺麗で、なんだか気持ちが晴れやかになるというか、心が弾むというか。
そう思ったこの時。
〜ひなまつり〜
『あの人を自分のものにしたい』という醜い欲望。
「私、あの人のこと好きなんだよね〜」なんて軽い一言で、私の心の内は黒く歪んでいく。
私の方が早く恋をしていた、あの人のいいところなら私の方が沢山知っている。
誰かに目移りなんてしないで、私だけを見てほしい。
だから、あなたはあの人を好きにならないで。
――なんて、臆病な自分は言える訳もなく。
今日もただただ仲良くやっている姿を眺めているだけ。
楽しそうに笑っている顔を見つめているだけ。
それも全部、『平和に過ごしたい』という欲望が邪魔をするからいけないんだ。
〜欲望〜
僕はしゃがんで眺める。
公園でお菓子の欠片を運んでいるありを。
必死に歩いている。
大地を踏んでいる。
小さな命を持って、
明日を生きるために、
自分の糧となるものを運ぶ。
自分の家へと運んでいく。
〜小さな命〜