12/29/2023, 1:53:07 PM
保育園からの幼なじみの男子と、
一緒のコタツに入って、みかんを食べる。
「こっちの方が大きい!」「こっちの方が甘い」
なんて言いながら、お互いに食べさせ合いっこしてたっけ。
そこから急に腕引っ張られて初めてキスしたんだっけ。
どっちも甘酸っぱいみかんの味して、思わず笑っちゃったよね。
しかも、お互いに片思い状態が続いてたとか。
私たちはさらに高らかな笑い声をあげた。
〜みかん〜
12/26/2023, 9:40:34 AM
外は煌びやかなイルミネーションでいっぱい。
美味しい匂いでいっぱい。
笑顔でいっぱい。
楽しい一色。
私の場合は、
バイト一色。
〜クリスマスの過ごし方〜
12/25/2023, 4:06:45 AM
明日がクリスマスだけど、あなたにちょっと早いプレゼント。
いつもありがとう、幸せですの意味を込めたキッスを。
あなたにあげます。
〜プレゼント〜
〜イブの夜〜
12/21/2023, 10:10:27 PM
夜の大空に鳴り響くベルの音。
しんしんと雪が降り、辺りに白い花弁を散らしていく。
その中で聞こえてくるのは、子どもたちのはしゃぎ声。
若いカップルの楽しげな笑い声。
熟年夫婦の談笑する声。
あ、またベルの音が高らかに鳴り響いた。
きらびやかな町の中、私は大きな七面鳥とたっぷりのイチゴが乗ったホールケーキの箱を持って、弾む心持ちで歩いていった。
〜ベルの音〜
〜大空〜
12/19/2023, 10:23:56 AM
あなたのせいであたしはあたしじゃなくなったのよ。
前まではちょっとやそっとのことじゃ泣かなかったのに。
転んで擦りむいたくらいで「痛い、痛い」なんて喚かなかったのに。
あなたが優しいから。
それを知ってしまったから。
あなたがいなくなった穴は埋まらないのよ。
今でも、「嗚呼、痛い、痛い」って泣いているわよ。
あなたが愛した女が。
本当に、すぐどこかに消えちゃうんだから。
〜寂しさ〜