9/22/2023, 10:51:29 PM
――聞こえる。
私を非難する声が聞こえる。
気持ち悪い、って。
お前に生きる価値なんかない、って。
思わず耳を塞ぎたくなった。
でも出来なかった。
全て向き合わなきゃいけないから。
「どんなに辛くて苦しくても、嫌なことから逃げるな」
誰かの言葉。
「いつかお前が見返す時が来る。だから、じっと堪えて待っていろ」
今はその言葉を頼りに生きている。
〜声が聞こえる〜
9/21/2023, 10:01:58 PM
赤や黄に染まった大樹の下。
公園のベンチに座って、
隣で缶のホットココアを飲む君を見つめる。
頭の上に……もみじが乗っている。
私はそっと手を伸ばして取ってあげた。
「ね、もみじ乗ってたよ」
私は笑って言う。
すると彼は少し頬を赤く染めて言う。
「わ、マジか。取ってくれてありがと」
いつもはクールで冷静沈着な彼。
ちょっと違う一面が見れて、私はさらに笑った。
〜秋恋〜
9/20/2023, 1:56:33 PM
全部、大事にしたい。
朝目が覚める瞬間も、寝ぼけ頭で朝ごはんを食べる瞬間も。
友と笑い合う瞬間、ひとり寂しく泣く瞬間。
「明日もだるいな」なんて思いながら、いつの間にか眠りに就いている瞬間だって。
その全てが自分を形作っているのだから。
〜大事にしたい〜
9/19/2023, 1:34:40 PM
貴女と共に、
夜景の綺麗なホテルのバルコニーへ出て、
目の前に広がる景色をゆったりと楽しむ。
街の光がほわほわと煌めいて、
貴女の顔も美しく輝いて。
……このまま時間が止まったら、どれほど良い事か。
〜夜景〜
〜時間よ止まれ〜
9/18/2023, 9:28:46 AM
頭の中はお花畑。
そんな状態がずっと続けばいいのに。
現実なんて見たくない。
なんにも考えたくない。
〜花畑〜