8/26/2023, 1:23:26 PM
新品の日記帳。
淡いブルーのギンガムチェック柄のやつ。
これは、アタシの姉から買ってもらったものだ。
アタシの18歳の誕生日プレゼント。
日々の生活で日記をつけることなんて、ない。
せいぜい言えば、夏休みの時くらい。
……せっかく貰ったんだし、つけてみようかな。
アタシなりに。
早速誰もいない二階の部屋に行って、
お気に入りのシャーペン持って、
いざ紙へ。
〜私の日記帳〜
8/26/2023, 3:57:08 AM
とある喫茶店。
僕の目の前にいるのは、かつて友人だった女性。
物憂げな瞳で、
長いスプーンをくるくると回し、
アールグレイティーを一口。
ほぅ、と細い息を吐いてから、僕を見つめる。
口角をほんの少し上げ、
目を細める。
その微笑みは偽物。
心からなんて笑っていない。
……結婚したいなんて、言うんじゃなかった。
我儘言うんじゃなかった。
「友達のままでいよう」って、彼女は言っていたのに。
〜向かい合わせ〜
8/24/2023, 4:11:43 PM
もうどうすればいいのか分からない。
どこにこの怒りをぶつけようか、
どこにこの苦しみをぶつけようか。
透けているこの手じゃ何も掴めない。
誰も気づいてもらえない。
もう少しいたかった。
この世に。
〜やるせない気持ち〜
8/23/2023, 9:30:25 PM
真っ白な砂浜に、ハートを描く。
またあの人に素っ気ない態度をとってしまった。
スキなのに。
ダイスキなのに。
素直になりたいのに、
もっと甘えたいのに、
ヤな態度とっちゃう。
ほんと、そんな自分がキライ。
ダイキライ。
キレイに描いたハートは、
真っ青な海の波に、
揉み消されてしまった。
〜裏返し〜
〜海へ〜
8/21/2023, 8:59:38 PM
空高く飛べるようになりたい。
こんな高さじゃ足りない。
もっと上へ。
あの綺麗な青色の羽のように。
上へ上へと舞い上がりたい。
〜鳥のように〜