頑張って生きる一般人さん。

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8/2/2023, 10:08:03 AM

窓から一番近いところ。

そこが私のベッド。

居心地の悪いベッド。

私が生きられるのは、あと一年。

その隣のおじいさんは、あと半年。

隣のおじいさんから、笑い声が聞こえてきた。

テレビの音が聞こえる。

私の顔は常に無表情。

テレビなんて雑音が流れる無機質なものに過ぎない。

あ、目の前の彼が微笑んだ。

私の顔を見て微笑んだ。

手を振られた。

そんな彼が生きられるのは、あと数ヶ月。

あぁ、あなたともっと早く出会えていたら、私は……

〜病室〜

8/1/2023, 10:21:34 AM

外に出たって、なんもいい事ない。

怖いものだらけだ。

動物も植物も、みんなみんな嫌だ。

だから、灰色の家の中で、ただ一人でいたい。



だけと、



見ている。

わたしのママが。

「外は楽しいところだよ」って。

もういないはずなのに。

瞳は優しい。

ママ……

分かった。

今日は雨だから、明日、もし晴れたら行くよ。

怖いものだらけの外の世界へ。

〜だから、一人でいたい〜
〜明日、もし晴れたら〜

7/30/2023, 4:12:07 PM

キミの瞳は、とってもキラキラ輝いてるね!!

ボクね、キミを眺めているのが大好きなんだ。

あ、別に変な意味じゃないよ?

うん。

本当の本当に澄んでるから、透明になって消えちゃいそうなくらいに、澄み切っているから、

惹き込まれていくんだ。

〜澄んだ瞳〜

7/29/2023, 10:06:20 AM

私たちは続ける。

この街を復興するために。

願いを込めて、大声で叫べ。

たとえ雨が降っても、嵐が来ても、

私たちはずっと続ける。

やめることなんて、

あってはならない。

〜お祭り〜
〜嵐が来ようとも〜

7/28/2023, 9:13:34 AM

昔のこと、とあるふたつの国があった。

裕福な国の神様は、国民たちに向けてこう言った。

「裕福なお前たちには、もっともっと富を与えよう。それで、貧しい者たちを必ず救ってやるのだ」

貧乏な国の神様は、国民たちに向けてこう言った。

「貧乏なお前たちには、もっともっと貧を与えよう。それで、裕福な者たちからお恵みを分けてもらうのだ」

両国民はそれぞれ、神のお告げに従うことにした。

全くもってその通りにした。



それからこのふたつの国はどうなったのでしょうか――

後はご想像にお任せします。

〜神様が舞い降りてきて、こう言った。〜

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