もう一回、あなたとあの街へ行きたい。
あのキラキラと輝いていて、一人一人が笑顔で溢れていた、あの街へ。
行けるチャンスはいくらでもあるのだが、
生憎、今は彼がいない。
色々いざこざがあり、別れてしまった。
そんな今だからこそ、気づいたとことがあった。
あの人の存在が、どれだけ私に影響していたのかを――
〜街〜
やりたいこと……
今はこれといってないかな。
平穏で平和な日々が過ごせたら、それでいい。
――でも一応、『やりたいことリスト』みたいなのは書いておこうかな。
……よし、完成!
とりあえずざっと10個はまとめておいた。
まぁ、使うのか、そもそも出来るのか、分かんないけどね。
〜やりたいこと〜
私の大好きな彼氏の匂いは、お日様の匂いだ。
晴れている時、いつも外で衣類を干しているからだろうか。
温かくて、ふわふわしてて、心地よい。
今日は、朝、目が覚めたら隣にいる。
私達は同居している訳では無い。
だから、こうやって穏やかでゆっくりとした時間を過ごせるのは少ないのだ。
日光を背にして横になっている彼からは、さらにお日様の匂いがする。
思わず彼の胸に顔を埋める。
最初は驚いたように硬直したが、すぐに手が伸びてきて頭を撫でてくれる。
ポカポカで気持ちいい。
「おはよう」
この何気ない一言を交わすだけでも、幸せがギュッと詰まっている。
〜朝日の温もり〜
大丈夫よ。
道に迷ったって、私がいる。
より良い方向へ、サポートとすることだけはできる。
……さぁ、どうする?
〜岐路〜
宇宙でハネムーン。
君も
僕も
永遠に(とわに)
永遠に(えいえんに)。
世界が終わるからなんだ。
僕は君と一緒にいられるだけで幸せなんだ。
住む場所がなくなったら、探せばいい。
なんにでも言える、『探せばいい』。
今、僕達はそれを探しながら、
甘い、甘い、蜜のようなひとときを過ごしている。
〜世界の終わりに君と〜