もしこの世に神がいるのなら。
神はすごく不平等な人だ。
それか。
優しい神は、そもそも存在しないのかもね。
宗教に興味はあるけど。
神に興味はないかな。
一般人の使う『あたりまえ』は、本当にあたりまえなのだろうか。
『あたりまえ』な生活が出来ない人にとって、それは『あたりまえ』だろうか。
『あまりまえ』って言葉も『常識』って言葉も、私は嫌いだった。
私は一般人とはスタートラインが違かったから。
みんなにとっての『あたりまえ』は、私にとっての『あたりまえ』じゃなくて。
世の中には、具体的と言いながら抽象的な表現がありすぎる。
はたして、それでいいのだろうか。
無意識に、人を傷つけないでほしい。
相手と自分は同じだと、決めつけないでほしい。
『多様性』って言葉じゃなく、『多様性』って意味を理解してほしい。
私は、それでいい。それだけわかってくれればいい。
私の幸せは、私が死ぬことだ。
私が死ねば、みんな喜ぶ。
私が死ねば、何も考えなくて良くなる。
一番合理的で、一番得な幸せだ。
友達や、先生や、親から、罵詈雑言を言われずにすむ。
自分に対してのいらだちも、嫌気もなくなる。
私自体がなくなる。
出来損ないで、嫌われ者で、馬鹿な私が。
この世から、消え去る。
それが一番、幸せだ。
……嘘……だよ。
本当は、死にたくなんてない。
もっともっと、生きて、楽しいことしたい。
「ガラスの疲労って知ってる?」
「ガラスの疲労? ガラスが疲れるってこと?」
「まぁ……そうかな。もし、ガラスを一回落とすとするでしょ?」
「うん……」
「でも、ヒビは入ってないの」
「あれ、ほんとだ。頑丈なガラスなんだね」
「でも、実は目に見えないヒビが入ってるんだ」
「えー、そうかなー? 嘘じゃない?」
「ストレスやコップに入った水と同じで、積み重ねれば積み重ねるほど、取り返しのつかないことになるんだ」
「つまり……?」
「ガラスは割れて、ストレスでおかしくなって、コップの水は溢れる」
「へー」
「だから、無理しないでね。傷ついてるように見えなくても、おんなじこと続けてたら、取り返しのつかないことになるよ」
“こんなの不条理じゃないか!!”
ここを見てたら、そんな文をたくさん見つけた。
あたりまえじゃん。
不条理なのが、世の中だもん。
どんなに努力しても報われない人がいるのは当然のことなんだ。
だって誰かにとっての条理は、誰かにとっての不条理だろうから。
成功と失敗、上下関係、不平等があるから人生楽しいんじゃん。がんばろうって思えるんじゃん。
『不条理』って、『筋の通ってないこと』って意味らしい。
本当に簡単に言えば、『おかしい』ってことでしょ。
大人って頭が硬いね。
どこからが『おかしい』かなんて、人によって変わるじゃん。
自分の価値観を相手に押し付けようとする時点で、『おかしい』よ。
“自分とは違うんだ”って認めなきゃ。
不条理が嫌なら世界から消えればいい。
そうすれば、なにも『おかしくない』じゃん。
成功も失敗も、上下関係も不平等もなくなるじゃん。
まったく。
大人の価値観って、わからないね。