皐月せつな

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2/8/2024, 7:24:56 AM

 「あぁもう!! 何度言えばわかるわけ!?」
 学校でのストレス解消のために、弟にあたる。
 姉として最低だけど。
 それが楽しくてたまらない。

 ちなみに主の誰にも言えないことは中途半端な宝石オタクということです(笑)
 何代か前の『魔法使いプリキュア』でハマりました、主はその世代です(笑)
 あとコンビニで万引きしたことかな
 次の日同級生にバレそうになってめっちゃ焦った

2/6/2024, 10:47:57 PM

 時計は動く。
 今日も時間が流れてる。
 今日も誰かが時間のせいで苦しんでるかもしれないのに。
 時計は変わらず針を進める。
 ほら、今だって。
 『時間』という概念のせいで恥をかいた。
 時間なんて概念、消えればいいのに。

 一瞬にも『刹那』なんて名前があるのに。
 私の今までの時間はなんて名前をつければいいのだろう。

2/6/2024, 7:01:34 AM

 「行ってきまーす!」
 親にそう言い、私はドアを開けた。
 刹那、風が隣を吹き抜ける。
 私の目の前には雪景色が広がっていた。
 あいにく、手袋を準備する時間はない。
 溢れる思いを押し殺しながら、私は学校へ向かう。
 ……もう我慢できない。

 「雪だー! って冷た! でもすごい! ふわふわしてるよ!」

2/5/2024, 4:02:43 AM

・思い浮かばなかったので曲パロです。
 題名:カラクリ逃亡劇 作:夏山よつぎ

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 これは、私の物語。
 開演の合図がなってから、幕が閉じるまでの。
 長くて短い、私の人生。

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 うまれたときから、へいたいさんがいっぱいいた。
 きょうもへいたいさんは、あっちにいったりこっちに行ったり。
 「たのしそう、わたしもまぜて!」
 でも、だれもわたしをまぜてくれなかった。
 ひどいよ、みんな。
 わたしだって、みんなとあそびたいのに。

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 「お母さまなんかきらい!!」
 そう言って、うら口から外に出た。
 だって、お母さまがわるいんだもん。
 わたしのこと、お外に出してくれないから。
 わたしだって、お外にいってあそびたいのに。
 はしって、はしった。
 気がついたら、知らないばしょにいた。
 絵本で見たまち。
 だけど、ひとがいない。
 なんでみんないないの……?
 これじゃ、わたしとあそべないじゃん……。
 「ここにいると、あぶないよ」
 こえがきこえた。だれかいるんだ!
 「こっち!」
 まがりかどをまがったら、手を出された。
 手をつなぐと、ひっぱられる。
 いつのまにか、お空にはひこうきがとんでる。
 ひこうき、はじめて見た。

 「大丈夫?」
 「うん! 大丈夫! それよりいっしょにあそぼ!」
 「……うん!」

 「ねぇ、名前、なんていうの?」
 「ぼく? ぼくは××!」
 「××くん! 覚えたよ!」

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 あれから15年。終戦は、来なかった。
 今も、沢山の兵士が戦いに出て、勝って、敗れて。
 10年前に見たものの正体がすべてわかった。
 ……いい気ではない。
 お父様方は、言うんだ。
 「これは正しい戦争だ」
 って。
 隣の国との戦争は、おさまるどころか激しくなる一方。
 あの少年は、無事だろうか。
 また、会いたい。
 でも、名前忘れちゃったから。
 きっと、会っても気が付かない。
 ……。
 「あぁロミオ! ロミオよ! 貴方はどうしてロミオなの? そのロミオという名前をお捨てになって! そうしたらわたしも、この名前を捨てるわ!」
 うろ覚えの『ロミオとジュリエット』。
 すごく感動したの、ジュリエットの考え方に。

 多分私は、彼のことが好きなんだ。
 だから、きっと……。

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 ラブレターを送った。
 10年前の、あのときの絵を描いて。
 でも、いつまで経っても返ってこない。
 あたりまえよ。こんな戦争の中じゃ。
 きっともう、灰になっているわ。
 もう、会うことは出来ない。
 すごく、悲しい。
 でも、仕方ないのよ。
 愛じゃ国境は越えられないの。

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 「返ってきた! 本当に、彼からなのね!」
 手紙には、告白の返事、戦争について。
 そして、最後の1文。
 『僕等が奪い合って手に入れた物ってなんだろう』
 この文が、頭から離れない。
 この文がいつも、頭をよぎるの。
 やっぱりこの戦争は、正しくなんてない。
 今だって、人が亡くなっているんだもの。
 この戦争は、早く終わらせなくちゃいけない。

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 「いい加減認めて!! この戦争を続けてたってなんの利益もないの!!」
 でも、両親も誰も認めてくれない。
 もう、諦めよう。
 戦争を終わらせられないのなら、私と彼で幸せになってみせる。
 でも、ここにいるだけじゃ幸せが掴めないのなら。
 家を飛び出る。
 周りは血の海。
 今まで見ないようにしてきた現実。
 少しだけ記憶のある景色につく。
 「君達!! 早く!!」
 懐かしい顔が見える。
 あぁ、貴方は何1つ変わっていない。
 初めて会った、あの日のままだ。




 「ずっと、貴方に会いたかった」