振り返って見える軌跡は
おそらく行ったり来たりして
とてもキレイとは思えないだろうが
そこにストーリーを付けてあげれば
歪みが起伏に生まれ変わり
ブレは人間らしさになり
ひとりひとりに固有の軌跡になるのですよ
(良くも悪くも)自分は特別だと思っていること
悪意を持っていること
他人を想像できないこと
絶対的な正解しかないと思い込むこと
裏返すなら
平凡であることを自覚していること
素直な誠意をもっていること
ひとと生きていることを想像できること
自分が間違っている可能性を考慮できること
夜が明けた。
たぶん今日も変わらないと思っていた日は、突然に終わりを告げた
準備はしていたけれど、それ以上に
いや、本当は準備できていなかったのかもしれない
ただ、切り離されたその時に
考え方が
行動が
すべてが切り替わった
みんなこうだったのかと思いつつ
ひとりのための人生が、終わりを告げた
愛を持って向き合えば必ず分かってくれる
という訳ではない
そんな単純なものではないし
自分の思うとおりに進むことの方が少ない
それでも
私たちは1人では生きていない
であるなら
人との関係は良好な方がいい
そこで必要なのは
自己肯定感ではない
アレは自己を肥大化させるだけだから
しなやかさに欠けるから
自分の中に必要なものは信念だと思う
自分の心を穏やかに保つために自己肯定感を使うのではなくて
信念を持って、信念に従って
生きていけば心は穏やかになる
自分だけの世界から、他者への大きな愛を持った世界に
生き方を変えられる
昔あった、アニメポケモンのアイキャッチの影クイズ
あれは、みんながこうだよね、とイメージできるものがあるから
あるいは、選択肢が絞られているから
どのポケモンか答えられるものだった
じゃあ、無制限のなかで
影絵だけを見て
なにものか判断できるだろうか
おおよその推測はつくかもしれないけれど
厳密には×で、あくまで自分の中の想像(妄想)の域を出ない
最後は、本体を見てみるしかない
勝手な想像で終わらせてはいけない
大元を確認することを怠ってはいけない