模索と申します。
気が遠くなる様な日々の中。
少し息を付いて読んでいただけると幸いです。
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遠くで蝉が鳴いて居る。
随分と、日も延びてしまった様で。
夕空の下、遠い日々に思いを馳せて居る。
友達の家で、小さな画面を叩き乍ら、
まだ明るいよと言い訳を連ねたあの頃に。
冷ややかな風を受け、
今日の夕御飯を少ない脳味噌で予想した。
今でも変わらない。
部屋の明かりを消して、
微かに聴こえる風の音に。
ほんのりと感じる夏に。
酷く身体を、心を捕まえられて。
知らない内に明日がやって来る。
追い付いて来た朝日に、あっちに行けと叫んだ。
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2024/07/14 手を取り合って
模索と申します。
有り触れた凡人の戯言ですが、
是非目を通して頂けると幸いです。
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電車通学って本当に辛くて。
容姿端麗百人百様の周りの人間を見渡してから、
黒染の反射に写った顔を見て溜息を零す日々だ。
私、昔はこんなじゃ無かった。
他人の瑕疵なり過失なりを並べて、心中で罵る様な。
抑え切れない。
政治は兎も角、教育方針や家庭環境、
口を開けば不平不満ばかりが端から零れ落ちて行く。
あの先生の授業は何時だって目的提示をしない。
そんな教育方針じゃ、生徒たちのポテンシャルを
最大限に引き出すことが出来ないだろうに。
抑え切れない。
私の母親は道徳心や倫理性に欠けている。
親には子を育てる義務が有るのだ。
親権を持つ立派な大人なんだろう、
真面な食事くらいは用意すべきじゃ無いのか。
…抑える事が出来ないのだ。
世間に対して揚げ足を取るばかり。
どんな些細な事でも、他者より自身が
優位に立って居ないと気がすまないらしい。
こんな私が世間一般の人様方と、
何の不自由も無く暮らして居る事実が。
此の世界の何よりも憎くて堪らない。
酷く…居た堪れないのだ。
こうして白麗の画面を前にして、
漸く心中を明かす事が出来た。
それでもまだ、私は。
変わる事が出来ない様だった。
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2024/07/14 優越感、劣等感