模索

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7/14/2024, 10:10:48 AM


 模索と申します。

 気が遠くなる様な日々の中。
 少し息を付いて読んでいただけると幸いです。

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 遠くで蝉が鳴いて居る。
 随分と、日も延びてしまった様で。

 夕空の下、遠い日々に思いを馳せて居る。

 友達の家で、小さな画面を叩き乍ら、
 まだ明るいよと言い訳を連ねたあの頃に。

 冷ややかな風を受け、
 今日の夕御飯を少ない脳味噌で予想した。

 今でも変わらない。

 部屋の明かりを消して、
 微かに聴こえる風の音に。
 ほんのりと感じる夏に。
 酷く身体を、心を捕まえられて。

 知らない内に明日がやって来る。
 追い付いて来た朝日に、あっちに行けと叫んだ。

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 2024/07/14 手を取り合って

7/14/2024, 8:51:24 AM

 
 模索と申します。

 有り触れた凡人の戯言ですが、
 是非目を通して頂けると幸いです。

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 電車通学って本当に辛くて。
 容姿端麗百人百様の周りの人間を見渡してから、
 黒染の反射に写った顔を見て溜息を零す日々だ。

 私、昔はこんなじゃ無かった。
 他人の瑕疵なり過失なりを並べて、心中で罵る様な。

 
 抑え切れない。

 政治は兎も角、教育方針や家庭環境、
 口を開けば不平不満ばかりが端から零れ落ちて行く。

 あの先生の授業は何時だって目的提示をしない。
 そんな教育方針じゃ、生徒たちのポテンシャルを
 最大限に引き出すことが出来ないだろうに。

 抑え切れない。

 私の母親は道徳心や倫理性に欠けている。
 親には子を育てる義務が有るのだ。

 親権を持つ立派な大人なんだろう、
 真面な食事くらいは用意すべきじゃ無いのか。

 …抑える事が出来ないのだ。


 世間に対して揚げ足を取るばかり。
 どんな些細な事でも、他者より自身が
 優位に立って居ないと気がすまないらしい。

 こんな私が世間一般の人様方と、
 何の不自由も無く暮らして居る事実が。
 此の世界の何よりも憎くて堪らない。

 酷く…居た堪れないのだ。


 こうして白麗の画面を前にして、
 漸く心中を明かす事が出来た。

 それでもまだ、私は。
 変わる事が出来ない様だった。

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 2024/07/14 優越感、劣等感