もう二度と見れないあの景色
学校終わりの放課後
部員とみた夕日
テスト期間中
友達と残って教室で勉強
もう外は暗くなって
暗いねと友達と笑いながら帰った日
もう二度と訪れることの無い日々
とても楽しかったあの日々
歳をとるたび
どんなことを話したか
あの子の笑顔を
楽しかった思い出がだんだん薄れていくけれど
きっと景色だけは覚えているはず
これからたくさんの景色を見る
全部は記憶できないけど
大切な景色だけは覚えていたい
昼間は晴れていたのに
夜になって雲が出始めた
君に月が綺麗ですねって伝えたかったのに
天気はずっと調べてて
今日はずっと晴れると言っていたから
君を誘ったのに
これは直接気持ちを伝えろという神からの伝言だろうか
覚悟を決めて言った
"あなたのことが好きです"
涙の別れ
嬉し涙か悲し涙か
別れる人にどんな感情を抱いていても
涙を流す程の思いをその人に持ってるなら
思われているその人が私は羨ましい
きっと私は人と別れても
普通のバイバイで済まされ
涙ひとつも流してはくれないだろう
恨まれることなく感謝されることもなく
皆の記憶の片隅にも残らない
どんな感情を抱かれてもいい
皆の、誰かの、君の記憶に残りたい
たった一人でも
私との別れに涙を流して欲しい
恨んでも、感謝してもどんな感情でもいい
私を忘れないで
好きという感情は簡単に生まれるけれど
なかなか大好きという感情はなかなか生まれない
あっ…私この人好きだなぁってなって
それが大好きに変わった時
どうすればいいのか分からなくなる
大好きなあの子から嫌われるのが怖くて
離れたくなる
けれどあの子ともっとお話したくて
悩んで悩んで最終的にもっとお話をする選択をした
今はこの選択に後悔はない
大好きな貴方へ
もう少しだけでも長く側にいて
桜吹き
体育館で一人一人名前が呼ばれ
新しい顔ぶれと共に教室に入り
辺りを見渡す
心のざわめき
不安と同時に
胸の高鳴り
期待に満ち
これからの学校生活に思いを馳せる