初めて君と手を繋いだ時
鼓動が激しくなった
胸に手を当てなくてもわかるほど
どくどくと音が聞こえてきた
大きくがっしりとした指が
私の指と絡み合う
ずっと繋ぎたいと思った
握った手は絶対に離さない
向こうから手を離さない限り
繋がれた手が離れることは無い
いつも支えてくれてありがとう
沢山わがまま言ってごめんね
日頃口に出してなかなか言えない感謝と謝罪を
貴方のおかげで毎日がとても楽しい
これからも貴方を支えていきたい
本当にいつもありがとう
部屋の片隅で1人涙を流す
誰も私が泣いたことなんて知らないし興味もない
心配してくれる誰かも、話すような誰かもいない
ただ1人涙を流す
神だけは泣いてる私を見てくれるのかな
見ているだけで何もしてはくれないけれど
この孤独から救ってくれる誰かをずっと探している
アリスが服を着たうさぎを追いかけ穴の中に真っ逆さまに落ちていって不思議の国に行くお話がある
大きくなったり小さくなったり
お花や動物と喋りできたり
小さい頃この話を読んだ時に私も不思議の国へ行きたいと思った
毎日がつまらないこの日常を
へんてこなことが起こる毎日に変わって欲しいと
大人になった今でも思う
日常に刺激を求めている
多分毎日不思議なことが起こったら何も無かった退屈な日常が恋しくなるだろう
結局はないものねだりだと思う
けれど毎日じゃなくていい
少しだけ日常にスリルを
もっと人生を楽しく生きたい
眠れないほど貴方に恋焦がれ
眠れば貴方を夢にみて
日増しに想いは強くなり
胸が苦しくなっていく
嗚呼、この想いを早く伝えなければ
貴方が先に離れてしまう
けれど伝えてしまったらもう後戻りはできない
この関係が崩れてしまうのがとても怖い
ただの友達のままでいいのかと誰かが語りかけてくる
良くないのは分かってる
だけど勇気が出ない
あの人も自分の事を好いているという確証はあった
ただ、もしかしたら自分の勘違いかもしれないという思いが少しでも残っているからなかなか前に進めない想いは言葉にしないと伝わらないのに
崩れてしまうかもしれないという不確定な未来に怯えていたら何も進まない
毎日思いを伝えられない臆病者の自分に呆れる