お題 風に乗って
風に乗って 高く 高く どこまでも駆け抜ける歌声
緑髪を揺らす薫風 裾を揺らす雪風
私の声よ どこまでも届いておくれ
私の見つめる世界よ どこまでも純真であっておくれ
私が風の馬になって たてがみを揺らして
世界を駆け抜けるその時まで
私たちが生きてるのは一瞬のこと。長い長い生物の歴史からすれば刹那のこと。
たった1日も満たない歴史の中で生きる私たち。神様が作った方舟の中で生きている。
もしかするとこの方舟はいつか壊れていくかもしれない。私たちは最初のお母さんを忘れてしまったから。海を忘れてしまったから。いつか海に飲み込まれて何もかも忘れる日が来るの。
そしてまた新しい私たちが生まれて、また刹那の日々を生きて、繰り返すの。
お題 刹那
生きる意味ってなんだろう。生物的に私はDNAを残さないといけないのに、私は子供が産めない。
もしかするとこの先産めるようになるのかもしれない。でも、私はたくさん傷ついて、心を守るために体が拒否をするからそれを受け止めた。
サヨナラ、私のDNA。この世界に私の血の通った子供を残せなくてごめんなさい。
でも、代わりに何か残せれたらと私は生きている。いつかきっと、私はその手段を見つけた時、生きる意味が見つかるんだと思う。その手段によって私はDNAの代わりに何かを伝えて、伝えた子供たちの中に生きるんだと思う。
だから未来で会おうね。私と出会ってくれる子供たちへ。
お題 生きる意味
お題「今日の心模様」
私は和歌が好き。だから、ついポツリと和歌を詠んでしまう癖がある。
あなたから連絡が来ない時は額田王の和歌を、私が人間らしい感情を手に入れたと嬉しかった時は伊勢物語の在原業平の和歌を、あなたとずっと一緒にいられたらと思った時は古今集の君が代は永遠の祈りの和歌を。
私は和歌を詠むのが前世から下手だったから誰かの和歌を拝借することしか出来ないわ。でも、それで自分の今日の心模様が形にできるならいいの。
だから今日も私は独りでに和歌を詠む。
いつか、人間らしくない私があなたにきちんとこの気持ちを形にできるその時まで。