とあるショッピングモール

入り口は数ヶ所ある

手前から入ると中の坂道あたりで

異様に混雑している時がある

外側から遠回りして入る方が

微妙に流れが早い気がする

今日はどっちから入ろうかな…

私は岐路に立った




✴️52✴️岐路

｢世…界の…終わ…りに君…と…｣

え?世界が終わっちゃう?待って…

｢じゃーんけんぽん｣

え?いきなりじゃんけん?

チョキであいこになった

｢あーいこーでしょ｣

グーで負けた…なんかヤダー

ハッと目が覚めた…変な夢だったな




✴️51✴️世界の終わりに君と

信号待ちで背後から

いきなり突風に襲われた

後頭部の１０円ハゲを見られたかも

いや…絶対見られた…最悪



✴️50✴️最悪

ﾚﾝﾀﾙﾋﾞﾃﾞｵ屋さんで小学生の姉妹が

ウロウロしていた　しばらくして

宣伝用の画面を観ながら

二人とも真剣に鼻をほじっていた

指先についた立派な鼻○ソを

次の瞬間パクッと口に入れた

見事なｼﾝｸﾛで思わず目を見開いた

誰にも言えない秘密だったけど

思わず書いてしまった




✴️49✴️誰にも言えない秘密

とあるマンションの最上階

門扉を抜けてドアを開けると

ムダ～に広い玄関

隣には大きなｼｭｰｽﾞｸﾛｰｾﾞｯﾄ

リビングダイニングを通り

ベッドが置ける程度の狭い部屋へ

私の秘密の部屋へようこそ



✴️48✴️狭い部屋