私は急いでいた
ひそかな想いを
抱きながら
向かい風が
頬を突き刺す
息が苦しい
あと数百メートル
階段をかけ上り
自動ドアを抜けて
カゴを取る
野菜売場を抜けて
お肉のコーナーへ
えっと…
あった!
タン塩レモン
最後の残り
2パックを手に入れた
やったー💪😀
✴️309✴️ひそかな想い
駅から商業施設まで
ぼんやり歩いていた
向こうからやってくる
一人の女性
なんだか見覚えがある
どこで会った?
名前も思い出せない
だんだん距離が
縮まってくる
まだ思い出せない
数メートルまできた
相手も私に気づいた
とうとう会話できる距離
すれ違いざま彼女は
「なんか…知ってる」
私もうなずく
「名前が思い出せない」
私もまたうなずく
「元気でね」
お互いあなたは誰?状態で
手を振りあい
遠ざかった
その後しばらくして
思い出した
学生時代の友人の
クラスメイトだった
そもそもお互い名前を
知らなかったかも🤣
✴️308✴️あなたは誰
校舎の階段を
かけ上っていた
いきなり
上から手紙が
降ってきて
足元に落ちた
手紙を拾い
上を見上げるが
誰もいない
開けてみると…
これを拾ってくれた
あなたが好きです
え?
まだ続きがある
右下に小さく
嘘です
また見上げると
クラスメイトの男子
見事にからかわれた
ムカついて
下の方へ投げ捨てた
その手紙の行方は
知らない😜
✴️307✴️手紙の行方
私は電車に乗って
座っていた
赤ちゃんを
抱っこしたママさんが
私の隣に座った
私のリュックには
丸い金属の
キーホルダーが
ついていた
キーホルダーの
キラキラが
赤ちゃんの目に
とまったらしい
触りたそうな
真っ直ぐな瞳の
輝きが
とても眩しかった
思わずこちらも
ニッコリ🤗
✴️306✴️輝き
時間よ止まれ〰
今よ今
ちょっとこれを
書いている間だけ
止まってて~…
なんて思ったけど
時間が止まっている間
自分が動けないなら
意味は無い
まぁいいや
時間よ止まれと言うより
一日がもう少し
長いと助かるな…
地球の自転速度が
落ちれば一日は長くなる?🤩
✴️305✴️時間よ止まれ