「ゆずの香り」
たった1つのゆず。
こんなゆず1つでも落ち着ける匂いがする。
そう、こんなゆず1つでも
人を落ち着かせれる力を持ってる。
ゆずより人間の方が上。
そんな当たり前のような、
ゆずを見下すようなことを言いたいわけではないけど、
まぁ変な比喩表現みたいなもので。
ゆず1つでも人を幸せに出来て、
ならきっと人1人でも人を幸せに出来るだろうと。
"ゆずの香り"で人が幸せに出来るなら
人にだって似たことが出来るだろうと。
そんなひとつのゆずの香りで
人の可能性を感じたりできた今日この頃。
「寂しさ」
メーデー。
寂しい、とてつもない喪失感だ。
何が足りないのか、何が欲しいのか。
そんなことを考えているとまた日が昇る。
あぁまた意味なく時が過ぎた。
寂しい。寂しい、寂しい。
こんなことしか考えられない自分さえ寂しく感じる。
そもそもこの感情を誰かに
当てれる「人」だって自分には居ない。
この寂しさ、いったい誰に当てる?
もうきっと手遅れ。これだけの寂しさを抱えて
いったい何年経った?
結局寂しいを機動力にして動いている機械ではないか。
寂しいから。それを理由にしても、
もうそうやって生きてきているじゃないか。
ほら、結局人間寂しさがあっても生きてんじゃん。
意味わかんないね。
「終わらせないで」
どうか、どうかどうか。
私の最後のおねがいを聞いてはくれませんか?
あなたは旅の終着点へと着いたら、
きっとこの旅を終わらせてしまいます。
ですが、考えてみてください。
本当に終着点がこの旅の意味でしたか?
もしかしたら気づかなかっただけで旅の途中に
あったかもしれません。
ならもう一度、旅を続けませんか?
なんて、そんな綺麗事を言ってはいますが、
結局の結論に至ると、
「私は貴方に旅を"終わらせないで"ほしい。」
そんな私のエゴで、プライドだけれど。
きっと今までの旅も楽しかったのでしょう?
貴方の顔を見ればわかります、笑
なら、おねがいです。
どうか貴方の旅を"終わらせないで"。
きっとこの旅は貴方にとって素晴らしいものに
なるはずだから____。
「落ちていく」
落下。人間にはなれなかった。
そんな絶望に浸っている?
いやでも浸れるほどの人間でもない。
「落ちていく」ってことは現在進行形?
今まで人間でしたか?でも落ちちゃったもんね。
じゃあ過去はもう関係ないね。
きみは人間にはなれませんでした。
はいおしまい。残酷ですね。
「はなればなれ」
...ずっと一緒にいましたか?
私と貴方は、とても気があったことでしょう。
きっと貴方も、私と同じ気持ちを抱えていたでしょう。
"はなればなれ"を、想像した事があったでしょうか?
否、想像するという行動すら
私たちの頭の中には無かった選択でしょう。
それでも、私と貴方は相性が悪かったでしょう。
同じ思い、同じ気持ち、同じ記憶を持った
私たちなら、きっと同一人物と変わりないでしょう。
そう、同じ人間が同じ場所に2人もいらない。
私たちは、変わらないようでした。
だからこそ、変わりたいと思ったのです。2人とも。
ここからは私たちは同一人物ではなくなるでしょう。
今度また会ったときには、違う末路を辿った
私たちの旅路を、2人で語りあうとしましょう。
"はなればなれ"も、悪くない結果かもしれませんね。