「ハッピーエンド」
今日も私は小さな子供達に言うのだ。
「夢なんて叶わないよ。」
「神様なんていないよ。」
「幸せなんていつかは消えるよ。」
「大切な人だっていつかは消えるよ。」
「自分だっていつかは死ぬんだよ。」
だってそうでしょ?
子供の頃に夢を見て、それが壊されるから。
だから大人になって辛くなるんでしょ?
だったら今の内に現実を見せてあげた方が辛くない。
そしたら。
みんな"ハッピーエンド"で終われるでしょ?
「ハッピーエンド」2
この世界って可笑しいよね。
だってスポットライトに当たってる方しか見ないもん。
例でも出して上げるよ。
例えば桃太郎。
お話は桃太郎が村に意地悪をする鬼を倒して
桃太郎は村の人に慕われて"ハッピーエンド"で
終わるお話。
でもさ、鬼の方にスポットライトを当ててみな?
鬼の方だって村に意地悪をしなければいけない
理由があったのかもしれない。
鬼の方は普段通りに過ごしてただけなのに。
急に桃太郎がやってきて、仕方なく。
仕方なく戦いに入ったのかもしれない。
村の方から鬼に意地悪をしていたのかもしれない。
そう思うと、この日本の物語は
本当に全て"ハッピーエンド"って言えるのかな?
「ハッピーエンド」3
人生なんてハードモードで
本当に"ハッピーエンド"になれる
確証なんてないんだから。
せめて、せめてさ。
自分達の物語の中くらい
"ハッピーエンド"で居させてくれませんか?
※この中の文章は全て矛盾しておりますが、
全て同じ者が執筆しております。
「見つめられると」
もう決めた。
決めた事なんだ。
僕はここから飛び降りて、
空に飛ぶって決めた。
決めた。
決めたのに、、
なんで君はそんなまっすぐ僕の目を見てくるの?
そんなまっすぐ"見つめられると"
揺らいじゃうじゃん....
戻りたくなるじゃん、"生きたくなる"じゃん
だから、そんなに僕を見つめないでよ...
「My Heart」
いつでも私を褒めてくれる君が
好きなんだ。
それでも私は君を突き放してしまう。
暴言などを吐いてしまう
それでも君は私に"好き"って伝えてくれる
笑ってくれる、愛してくれる
だからこそ私も君に甘えてしまうのかもしれない。
今日も私は君を突き放して、
"My Heart"を隠すのだ。
「ないものねだり」
あの子みたいにみんなが見惚れるような容姿がほしい
あの子みたいに足が速く走れるようになりたい
あの子みたいに絵が上手になりたい
あの子みたいに家族や友達に沢山囲まれたい
そんなの叶うはずないのに。
、、というか
自分も持っている物が多いはずなのに
自分に無いものばかりほしくなる。
こんな"ないものねだり"に意味などないのに。
「好きじゃないのに」
好きじゃない。
好きじゃないの。
なのに、、、
君の事を想像しちゃうの
君の事を見ると胸がドキドキするの
君が他の子と話してるとモヤモヤしちゃうの
もう諦めた
君と結ばれる事なんてないから。
好きじゃない。
好きじゃないの。
なのに......
なんでこんな涙が溢れて止まらないの?
"好きじゃないのに"