数年前、
精神科の病棟の扉を開けた。
ここにくるまで、幾つかの病院をまわり
そのたび異常なし。
では、この不調は、なんなんだ。
やっと、ある脳神経外科で病名がくだされた。
鬱病、と。
これが、鬱病というものか。
人間、職場などで、頑張っていたら
鬱病になっちゃうと、冗談めかして言えている内は
まだいい。
頑張り過ぎている事に気がつかず、冗談も言えず、いつの間にかに笑顔どころか、表情が消えている。
目も鼻も唇も眉もあるのに、のっぺらぼう。
感情がない。
言われて府に落ちた。
脳神経外科の医師は軽い鬱病なら私の医院でも薬は出せるけど、貴方は専門医に診てもらった方が良いです。
あれから今も精神科へは通院している。
薬も増えたり、減ったり。
今は鬱病になってそれで良かったんだと思っている。
まだまだ、未熟者であるが、色々と考え方が変わってきた。
ネガティブな時もあるが、ネガティブが悪い事ではない。
頑張りすぎず、それでも頑張ったなら、休みをとる。
良い意味での諦めも大事。
色んな人がいるから、自分と合う人もいれば、例えそれが家族でも合わない場合もあるが、その人の
そういう考えもあるんだと、視野を広く持つ。
感謝の気持ちをなくさないうちは、
心は元気だ。
お題 心の健康
君の奏でる音楽は、
どこか調子外れ。
いきなり転調したり
喃語の様な言葉で歌う。
だけどとても楽しそう。
出来れば…
出来れば僕の為にだけ歌って欲しい。
僕の我儘だとしても。
お題君の奏でる音楽
あの日見た
麦わら帽子の少年は
夏の幻影
私はそっと
手を合わせる
お題 麦わら帽子
この世に生を授かったからには
誰にでも平等に
その命の終点はくる。
只、-
只、それは、今、生きているこの世界での事。
この世界での終点を迎えたら
今度は
天国行きの列車に乗車しよう。
その列車に果たして終点はあるのだろうか?
あるとしたら、また、
この世界に帰ってくる。
だから、悲しまないで。
暫しのさようなら。
そして、また会いましょう。
お題 終点
上手くいかなくたっていい。
不器用でも
のろまでも
要領悪くても
簡単に
悩みもなく
考える事もなく
進むより、
ずっといい。
お題 上手くいかなくたっていい