逆さま
逆方向に回る時計を初めて見た時
何が自分をそうさせたのかわからないけど
シンプルに怖いと思った
いつもと違うというのは
私にとって怖いこと
緊張もするし
不安にもなる
ただその違いって
少しずつだと気づけなかったりする
そのほんの少しが重なって
気づいた時にはもう全然違うものになっていたりする
変わっているのか
気づけているのか
気づくべきものなのか
判断できる自分でありたいと思う
眠れないほど
楽しみすぎて眠れないってことはないけど
不安すぎて眠れないことはある
幼い頃からそう
いつも不安がある
これはもう稟性と呼ばれる部分なのだろうなぁ
さよならは言わないで
「さよなら」は
「左様ならば」を短くしてできた言葉らしい
たぶん、言い切る言葉じゃない
左様ならば…みたいな感じ
断ち切ると言うより
すーっといなくなるみたいなイメージ
日本人らしいなぁと思う
嫌いじゃない
でもやっぱり
軽い言葉ではないんだよな
光と闇の狭間で
朝焼けは夜と朝の狭間
夕焼けは昼と夜の狭間
春は冬と夏の狭間
秋は夏と冬の狭間
何かが始まり
何かが終わる
狭間とはそういうものだと思う
混ざり合うその瞬間が私は好きだ
距離
手放せるものを全て手放した時から
他人との距離を
今まで以上に自分でコントロールするようになった
何が自分に必要なのか
自分を幸せにするものは何かを考えて距離をとる
基本的には近づかない
大切なもの以外手は出さない
その結果
たぶん今の職場では少し異質な存在になったし
多少疎外感はある
でも
それを後悔したことは無いし
距離を詰めたいとも思わない
これは私にとって必要な距離だから
これもまた
目に見えないけど存在する大きなものだ
私は強く影響を受ける
だからこそよく考えて
上手にコントロールしなくてはいけない
距離とか空気とか
見えない上に正解もないのに
なんでこんなに大きいんだろうね
違うな
見えないから大きいのか