さくらたんぽぽすいとぴー

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8/3/2024, 3:30:04 AM

病室


懐かしいな
もうすぐ6年経つ

色んな病室を経験したけど
どれもぼんやりとしか覚えてない
狭かったあのベットも
窓の広かったあの部屋も
記憶はあるのに
だいぶ遠のいた気がする

一番長くいた病室は
とても古い建物だった
窓には、格子があった

初めはなんだこれって思ってたけど
過ごしていくうちに気づいた
あぁこれは文字通り
命を守るための格子だ
この格子があるから
私たち患者は飛び降りれないんだ、と

その建物はもう建て変わって
綺麗になったはず
あの格子も
きっと新しい病室にはもうない
古いゆえの直接的な構造だ
当然改良されていく

戻りたい場所では無い
でも
私は多分一生あの場所を忘れない
私だけの場所ではないけど
何にも変え難い記憶と結びついた場所

8/1/2024, 10:38:53 PM

明日、もし晴れたら


ずっと前に友達と旅行に行った時、
「明日が楽しみすぎて」という名前の
パン屋さんに行ったことがある

当時も今も思う
なんて素敵な言葉だろう
それは
未来が楽しみすぎるということだ
生きていることを
生きていけることを
嬉しいと思えるから出てくる言葉

未来は怖い
生きていくことは怖い
だけれども
嬉しいや楽しいもきっとあるだろうと
心のどこかで思っているし
それを見つけたいなと思っている

もし、明日晴れたら
どんな楽しいことをしようかな

8/1/2024, 6:15:35 AM

だから、1人でいたい

好きな人達といる時は楽しいけど
基本的に人は好きじゃない
誰かといる時には常に不安があるから
1人でいる時よりもエネルギーを消費する

歳を重ねるごとに
それがだんだんと分かってきて
人付き合いは断捨離されていった
善し悪しは色んな意見があるだろうけど
少なくとも私は
前より少し生きやすくなった

そうやって気がつけば
1人でいることが増えて
1人で楽しめることも増えていった
幸か不幸か
私には1人で楽しいこと
1人だから楽しめることがたくさんあった

単純に、楽しいから。
だから、1人でいたい。

7/30/2024, 11:00:00 PM

澄んだ瞳

その瞳に
世界はどんな風に見えているんだろう
毎日同じでも
名前を呼ばれること
撫でてもらうこと
ご飯を食べること
一緒に歩くこと
隣で眠ること
すべてを全力で喜ぶ

世界は嬉しい楽しいで溢れているのだろうな
そうあってほしいし
そうしてあげたいと思う

7/29/2024, 10:07:32 PM

嵐がこようとも


今の私には
多分誰に何を言われても
何があろうとも
揺るがない部分がある

それがあるから
今の私は迷いながらも進めているし
立ち止まったり不安になったりしても
目指す場所がある

私はずっとそうなのだ
目標を決めるから進める
ただ不安にもなる
これだけだと思ってしまうことが

「これしかない」と思えることは
自分の支えになると同時に
首を絞めてしまう可能性もある
たぶん
たとえどんな大きなものだって
これしかないは、絶対にない

行きたいところは決めてもいい
ただ
そこまでの道も
そこで何をするかも決めすぎない

それしかないわけない
だから、大丈夫

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