緑碧

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5/27/2025, 12:22:11 PM

親戚から貰った高級そうなお菓子が最後の一個だけになった。
これで最後なのかと思うと、食べるか迷う。
家族の中で争奪戦が起こるかと思っていたが、ずっと残っていて、どうやら家族も同じように、最後の一個を食べるか迷っているようだった。

5/26/2025, 12:47:59 PM

君のことは周りの人があだ名で呼んでいるから、真似をして、あだ名でしか呼んだことがなかった。
あだ名ではなくて、君のことを名前で呼んでみたら、君は「え?」と驚いた顔で見ていて、名前を呼んだことが恥ずかしくなった。
名前で呼ぶのはまだ早かったと思って、それからあだ名でしか呼べていない。

5/25/2025, 12:26:08 PM

パラ、パラ、サァー、サァー。
やさしい雨音が聞こえて、窓の外を見る。
外は雨が降っているのに、天気が良い日のように明るいのが不思議で、すぐに止む、通り雨なんだろうなと思った。
雨の日は暗くて憂鬱な気持ちになることが多いけど、明るいのに雨が降っているのを見たら、なんだか少し楽しい気持ちになった。

5/25/2025, 7:32:10 AM

アニメを見ていてエンディングで流れた曲を聞いて、不思議な歌声だなと思った。
何年かしてから、その歌手にはまって、歌を何度も聞くようになった。
初めて聞いた時はただ不思議な歌声としか思っていなかったのに、こんなに好きになるとはその時には全く思っていなかった。

5/18/2025, 2:15:32 PM

水族館からの帰り道、母と迷子になりかけた。
ツアー旅行中だけど、自由行動だったため、同じバスに乗っていた人達はもういなくて、時間厳守なので焦っていた。
「来た道を引き返せばいいんじゃない」と母が言ったが、「まって、まって、この地図を見ると、この道の方が早く着きそうだから」と私は母の言うことを聞かずに、地図を見ながらその道を探した。
やっとそれらしい道を発見して、歩いている途中で、通りがかった人にも道を訊いて、なんとか時間内にバスの場所まで着いた。
「一人だったら帰ってこれなかったかも」と母はほっとしたように言った。
無事に着いたことで、私が一度間違えて、変な道に行って無駄に歩かせてしまったことを、母が忘れたようで、怒られなくて良かった。

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