4/20/2025, 1:38:15 PM
二人だけでこんな時間まで遊ぶのは初めてだったかもしれない。
星明かりを眺めながら、彼女と帰り道を歩く。
一緒にいた時間が長かったからか、少しさみしくなって、「家に少し寄っていく?」といつもは言わないことを言ってしまった。
「ううん、家に帰ってやることがあるから」と彼女に断られたが、彼女の様子はいつもと変わらなくて、嫌だとか変に思われたわけではないと分かって、ほっとした。
4/19/2025, 12:18:09 PM
何年か前に、影絵の展覧会に行ったことがある。
日曜日だったので、美術館にはいつもよりも人がたくさんいて、この美術館にもこんなに人が来るのかと驚いたことを覚えている。
年代別に展示されていたのだが、作品は年々、繊細で細やかになっていって、美しくて何度も見たくなる素晴らしい影絵だった。
4/18/2025, 10:46:54 AM
物語の始まりはいつも唐突になりがちだ。
日常のふとした瞬間から始まるものが好きなはずなのに、自分で考えると、それを掴みきれなくて、最後まで掴んでいられないことが多い。
物語の始まりは読む時はわくわくするけど、自分で考えるとなると、物語の始まりって難しいなと思う。
4/17/2025, 1:17:58 PM
認められたいなんて全く思っていなかった。
お前なんか役立たずで、別にいなくても変わらないと言われたら、認められたいと思ってないなくても思うところはある。
お前が必要なんだと言ってくるようにしようと静かな情熱を抱いた。
そう言ってきたら、潔くいなくなってやると思った。
4/16/2025, 1:07:38 PM
毎朝、どこかの下手くそなニワトリの鳴き声が聞こえてくる。
毎日鳴いているというのに、鳴き声は一向に上達しなくて、下手くそだなぁと思いながら起きていた。
母にそのことを言ったら、父のアラームの着信音だと言われた。
父に他に着信音はなかったのかと言いたい。